アンダーワールド ビギンズ コレクターズ・エディション [DVD]
今回はルシアンの誕生からライカンとヴァンパイアの全面戦争開始までを描いた内容です。過去2作でセリフや回想シーンで解説された両種族間の戦争勃発までの経緯がルシアンとビクターの愛娘ソーニャの恋愛を絡めながら描かれます。このシリーズを見ていればほとんどわかる内容ですが新設定や詳しく描かれなかったキャラの過去が解説されるのでシリーズのファンは見て損はない映画です。
このシリーズはちゃんと同じ俳優が同じ役で出演する珍しいシリーズです。前作「〜エボリューション」に登場したタニスというそれほど印象に残らないキャラまで同じ俳優が演じていました。 このシリーズのファンとしてうれしいのはルシアンを再びマイケル・シーンが演じていることです。彼が演じるルシアンは大好きです。ビル・ナイ演じるビクターも登場し、今回も強烈なインパクトを与えてくれます。一作目で死んでしまい二作目では出番の少ない、もしくは全くないようなキャラたちの活躍が見れるので特に一作目のファンにはたまらない作品でしょう。映画自体は多少スケールダウンしてはいますがなかなかスピーディなアクションが(あっという間に終わってしまいますが)堪能できます。
エンディングでセリーンの姿が映し出されたときには興奮してしまい、1作目から通しで見ました。
Underworld: Evolution
前作『UNDERWORLD』には、NIN、トゥール、ア・パーフェクト・サークルを中心としたインダストリアル/オルタナ畑からミラ・ジョボヴィッチ(!)、クラシック分野まで実に幅広く豪華で腕利きのスタッフ、アーティストが参加していて、個人的にはスゴくサントラとして完成度が高く感じました。
今作も引き続きNIN関連のスタッフが参加しているけど、今回の中心となる参加アーティストはゴシック・メタル/スクリーモ系。
世界観としては映画のものと遜色はないけども、前作のようにダニー・ローナー(元NIN)がサントラを監修していないものだけに、各アーティストの新曲やニュー・リミックスが聴ける魅力はあるものの、特に後半の展開や流れにはチとダレを感じてしまう。
でも、注目のプシファーやリンキンのチェスター、スリップノット etc...の8曲目までの新曲/リミックスは秀逸です。(僕だけかもしれないが)懸念されていたスクリーモ勢は、リンプのウェス、ダニー・ローナーらを中心としたブラック・ライト・バーンズによるマイケミ、リージョン・オブ・ドゥームによるセンシズ・フェイルのリミックス2曲はインテリジェンスな要素が多分にプラスされて非常に良かったです。
前作が非常に良かったため、今作がそれに及ばなかったということで星4つにさせていただきましたが、なかなかに力が入ったサントラなんでラウド/へヴィ系が好きな方にはオススメです。
アンダーワールド2 エボリューション [Blu-ray]
前作「アンダーワールド」の続編。というか、2本で1つの作品。
でも頭が悪いので登場人物の名前がなかなか覚えられず、ストーリーはwikipediaで確認した状態。マーカスがどういう経緯で復活したのかや、セリーンがヴァンパイアになれた理由、マイケルが狙われていた理由など、ようやく分かりました。日本語吹き替えではなく、英語字幕で見ていれば違ったかもしれない。
前作より血しぶきが飛びまくり。でも怖さはなかった。アクションは前作同様、もうちょっとハデでもよかったんじゃないかな。ストーリーはwikipediaで確認したくらいなので、ちょっと複雑すぎ。いや、単に男性俳優陣がみな同じ顔に見えてしまう自分が悪いのかも。
結局今回もケイト・ベッキンセイルのボンデージ・ファッションを拝むだけの映画でした。
アンダーワールド2 エボリューション [Blu-ray]
HDメディアの行方がどうなるかはこれからのようですが、現行DVDとの差別化が顕著であればある程その普及に拍車が掛かるはず。それには例えばPS3の売れ行き等が大いに関係すると思われます。本作は元々がHDトランスファーなので高画質なのは当たり前ですが、主演の女優さんのメイクまで見えちゃうBDには脱帽です。なかには同じBDであるにも関わらずあえて画質を落とした(M:i-3のような)作品もあるようで、この辺は制作側の考え方の違いではと思ったりもします。通常版を持っているにもかかわらずBD版を買ったのも米国サイトの評判とAV雑誌の評価に煽られたせいですが、結果は当たりで画質音質には大満足です。難をいうなら、パッケージがしょぼいこと。コンパクトなのは良いのですが、丸いケースは縦に重ねるのには不便だし、通常版に比べてなんか安っぽい。冊子とかも入ってないし、コレクションする楽しみに欠ける。たぶんその内豪華版とか出るのかも知れませんが、いまの所はお店の隅っこで売られているマイナーなメディアに過ぎないというのも不満です。
アンダーワールド2 エボリューション コレクターズ・エディション [DVD]
この映画の見所といったら、やはりケイト・ベッキンセールの美しさだと思います。とても華奢だけれど、芯の強さのある美しさは変わりません。彼女を見るだけでも価値はあるかも。
アクションは華やかなものの、登場人物の描写が弱い所が残念です。
新しい登場人物を増やしたわりには、話に深みが出た印象は受けませんでした。