アマルフィ 女神の報酬 ビギンズ・セット ブルーレイディスク (本編BD+特典DVD)2枚組 [Blu-ray]
ストーリーとしては、分かり易いサスペンスですね。伏線部分がすごく判り易く提示してあります。例えば、織田裕二がちょっと眉をひそめてみたり、ボソボソとつぶやいてみたり、TVの画面を見たり、思わせ振りに小物を写すとか。(笑)
ちょっと強引な部分もありますが、誰でもハラハラドキドキしながら先の展開や犯人を想像して楽しめる仕様になってます。監視カメラの映像の謎など、次々と転回していくテンポの良さで飽きずに観ることが出来ます。
織田裕二がカッコイイです。冷静沈着ながら偉ぶったところがない。また、ずいぶん訓練したんでしょうが、流暢なイタリア語も堂に入ったものでした。他のキャストも豪華! 天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、大塚寧々、佐野史郎、福山雅治。電話での声だけながら中井貴一も出ていました。それぞれが役にハマってましたね。
ただ、戸田恵梨香は相変わらず舌足らずなセリフ回しでそれが可愛くもあるのだけど、本作では少々浮いてる気がしました。
そんなこんなで、ツッコミ入れたらキリがないけど(笑)予想以上に楽しませてもらえました。サラブライトマンの歌声も、ローマもアマルフィの町並みも素晴らしかったし。これなら、続編があるかもしれない。
ところで、結局タイトルの”女神の報酬”の意味が釈然としませんでした。「アマルフィ」という土地の成り立ちの伝説と関連しているんでしょうが...。
アマルフィ 女神の報酬 スタンダード・エディション [DVD]
正直ストーリーの内容とタイトルはあまり
結びつくところが少ししかなく、また話の内容
も少し浅くキャストは豪華ですがその役のためだけに
要るだけという感じでした。基本織田さん、天海さん
戸田さん、佐藤さん、パルトローニ警部が目立ちました。
福山さんは、頼りになる仲間って感じ。
突然画面が真っ暗になる演出がありましたが、何故そのような
ことをしたのかが分かりませんでした・・・
しかしさすが世界遺産やイタリアロケということだけあって
イタリアの情景、美しさは圧巻、クライマックスのあたりで流れる
サラ・ブライトマンの「Time to say good bye」は心癒されます。
なんたって本人が出演してるんですからね〜
この映画はそういった風景・音楽に助けられてるところも多いです。
まあもとよりこの映画はプロデューサーから監督に観光映画として
制作するよう依頼されていますからそこのところを配慮すれば
十分★5つでもいいと思います。
あけろ!ケイサツだッ!!探偵&ポリスアクションMUSIC FILE
刑事&アクションドラマの、ごった煮ミュージックファイル(笑)です。個人的に、「いろはの“い”」や「火曜日のあいつ」のテーマを聴きたくて購入しましたが、「火曜日…」のテーマ曲は、「俺勲」のテーマと同じく、実際にTVでオンエアされていた物とは微妙に違うのでがっかりしました。「燃えてるあいつ」も、小野寺昭が歌っていた、エンディングテーマ版の方を聴きたかったですね。
でも、流麗なアレンジとダイナミックなサウンドの融合が素晴らしい、「華麗なる刑事」のテーマがリマスターVer.で聴けるだけでも買い!です。(それにしても、ジャケットのデザインは最悪…)。
あと、欲を言えば「夜明けの刑事」のあのテーマ曲が入っていればなぁ…と。
必殺仕切人 DVD-BOX
中村主水シリーズから独立した、三味線屋・勇次の主役編。
想像されるのは、初期のアダルト路線の復帰!!
…との期待は大きく裏切られ、この時期の必殺のバラエティー路線がメンバーを変えてもそのまま展開されています。
更に殺し屋キャストが多過ぎのも難点。まぁ、顔ぶれが豪華、とも言えますが、この多さがストーリーの
邪魔にさえなっています。第一、主役の筈の勇次が、女元締め然の京マチ子の参入により、何だかハッキリしない
ポジションに甘んじてしまっています。
殺しのトリは、ほとんど京さんのお国が取り、ドラマは日増の若さにかき回され、ドラマ自体のエンディングは
主水シリーズを意識したのか、勘平とお勝の夫婦のドタバタで終わり、毎回主役不明状態…。
番組途中で、お国、龍之介の姿が一時消え、殺しのメンバーが3人に成った時は「スッキリした」と感じた程。
ドラマ自体はその突拍子のなさを非難もされますが、むしろこのドタバタ世界には向いているかも…。
メンバー間にも作品カラーからも浮いてしまっている勇さんが気の毒な一本でした。
ガメラ 大怪獣空中決戦 デジタル・リマスター版 [DVD]
公開からかなり経ちましたが、未だに日本の怪獣映画としてはベストの一本だと思います。
小さな島を大きな亀に見えたことから発想されたガメラと、超音波メスという独特な武器とシャープなデザインが美しいギャオスの二匹、
それ自体が良作を作る刺激を喚起してくれるのでしょうか?大映ガメラシリーズから一歩も二歩もディテールアップされたデザインと
怪獣の設定。脚本・ストーリーは怪獣映画を作るとしたらこれしかないと思わせる王道。しかしそこは丹念な作りで見るものを物語に引き
込んで、心地よい物語世界に誘ってくれる秀逸な映画としての完成度。当時、なぜか大御所を持て余して四苦八苦していた某ゴ●ラ映画
とは雲泥の差でした。