ヴィオネ
こんにちでさえ、バイアスカッティングの服は当たり前のように街で日々見かけ、存在し続けている。その創始者マドレーヌ・ヴィオネについて10年以上もの年月をかけて研究し日本で最初に出版された日本語本。他のヴィオネ本もそれなりに良いが、まずは持っていたい1冊である。彼女の作品研究(膨大な写真、パターン展開図)のみならず、彼女自身のヒストリーについても書かれてあり読み物としても面白い。
Vionnet (M´EMOIRE DE LA MODE)
一連のデザイナーブックの中の1冊の英語版。日本では96年に光琳社出版から発行されました。(現在は絶版の模様?)
ヴィオネの代表的なドレスやサロンの写真、メゾンのトップモデルソニア嬢の写真なども多く収録されています。
お洋服の流れるようなバイアスカットのラインが美しい。
ヴィオネのドレスはマネキンさんが着て展覧会で展示、という印象が多いのでモデルさんが着て動きのある写真を見れるのはとても嬉しい気分です。
VIONNET 副読本
こちらの本は、vionnetのドレスを使った、立体裁断のテキストのようなものだと思って頂ければ良いと思います。
解説も細かく、パターンナーを目指す方やデザイナー志望の方には面白い内容です。
ビジュアル的に凝っていて自伝的なテキストが載っているような、所謂デザイナー本というモノではありません。
服飾学生さんにはお薦めです。
Vionnet (Fashion Memoir Series)
一連のデザイナーブックの中の1冊の英語版。日本では96年に光琳社出版から発行されました。(現在は絶版の模様?)
ヴィオネの代表的なドレスやサロンの写真、メゾンのトップモデルソニア嬢の写真なども多く収録されています。
お洋服の流れるようなバイアスカットのラインが美しい。
ヴィオネのドレスはマネキンさんが着て展覧会で展示、という印象が多いのでモデルさんが着て動きのある写真を見れるのはとても嬉しい気分です。
Madeleine Vionnet
ファッションの歴史上、最も偉大な功績を残した一人と言われるバイアスカットの母マドレーヌ・ヴィオネの大形本です。
写真、イラスト、テキスト共に良質な情報が豊富ですが、やはり特筆すべきはパターン(型紙)の図解がなされている事でしょう。
観賞用にもファッションの勉強用(パターンは高度過ぎて直接役立てる事が出来る方はかなり限られますが、文献的な価値もあるので)にもなるので値段以上の価値があると思います。大戦、アールデコ、キュビズム、シュールレアリスム、ダダイスム等、当時の世界情勢や美術様式、新たな芸術運動も交えて読めば一層理解が増すんじゃないかと思います。ちなみに同じbetty kirke著で日本語版の本もあったはずで、こういった本の場合、テキストが読めるものじゃないと魅力が半減してしまいますから、言語を重視される事をお薦めします。