ゲゲゲの鬼太郎ベスト~妖怪歌謡集(ベスト)~
去年、鬼太郎ファミリーのテーマ曲が、それぞれマキシシングルが出てると知った時「なにこれ?3作目の「燃えろ!鬼太郎」のように、アルバムでどーんと出しゃいいのに」と思ってたら、結局、出ましたね。
やっぱり、こういう形で出る方が、聴く方にも、フトコロにもいいもんです。歌も、全般的に良かったですし。
鬼太郎のぼやきソング「いたずら」は、最初コナン?と思いつつ、なんか乱太郎も混じってて可笑しかったし、猫ちゃんのはひたすら可愛いし、ベテランの山本圭子さんもノリノリで歌ってて楽しいし、まとめて聴くと疲れちゃう「妖怪横丁ゲゲゲ節」も、合間合間に、アクセントのように入っているのが、いい味出しててグッドです。
個人的には、ジャケットはもっと華やかなのがよかったでしょうか。
にっぽん妖怪大図鑑
イラストがページの大半を占め、解説はわずか、
その解説にも目新しさは無く、
(妖怪そのものが実在しないため、限定された断片的情報しかないためなのだが…)
内容も妖怪そのものの伝承を愚直に記したに過ぎず、
○○の見間違えと思われる…などの、現代での解釈も特にありません、
嘘や間違いも無いのですが、面白みに欠けてしまっています。
イラストは斬新な解釈のものもあって楽しめます、
特に一反木綿は『ゲゲゲの鬼太郎』で良く知られた可愛らしさや親しみやすさは皆無で、
殺伐とした恐ろしげなデザインは一見の価値があるかもしれません。
しかしそんな斬新なのはごくわずかで、
殆どがどこかで見たような連中ばかりです。
とは言え、水木しげる先生も鳥山石燕そのままのものが多いので、
ある意味王道といえば王道の妖怪図なんでしょうけどね。
ゴールデン☆ベスト 小柳ルミ子 シングル・コレクション
僕は、小柳ルミ子さんのファンというほどのこともないのですが、ちょっと
気になって、このアルバムを注文しました。どの曲も何故か聴いたことがあ
るような懐かしさ。演歌でもなく、ポップスでもない。正統な?歌謡曲ばかり
です。聴いていて決して聴き疲れしないというのは、曲を力まず自然な情感
を込めてさりげなく歌い上げられているからではないかと思います。こんな
ことができる小柳ルミ子さんという歌手の非凡さにあらためて気付かされま
した。どの曲も聴いてみるとみんな知っている曲ばかりだったことも不思議
な感じです。どの曲も何処から知らぬ間に耳にしていたのでしょう。このア
ルバムに収められた曲を聴いているとどこか地方の街並みのようなものが目
に浮かんできたり、日本の原風景や日本人のもつ伝統的な情感のようなもの
がじんわりと伝わってくるようで何かとても懐かしい気持ちにさせられまし
た。さすがは宝塚出身!この非凡な小柳ルミ子さんには脱帽です。