公法系訴訟実務の基礎
行政法が苦手な方は、事例を解いてみるのが一番ではないか。
本書は、著名な実務家陣主体となり作られた本である。
08・8月現在、司法試験対策としては最も優れた事例演習本ではないか。
あせらず、地道に。
ただ、自習用としては高度であった。
評論社の事例研究は答案付であるから、自習用としてはそちらがよい。
日本の吹奏楽’99 Vol.13 一般/課題曲編
個人的には序曲『ピータールー』に感動しました。(この演奏が銀賞というのが納得いきません!)また『K点を越えて』はラストのテンポが速過ぎる気がしますが、爽快感があって楽しいです。そのほか横浜ブラスオーケストラの『ローマの祭り』など、聴き応えタップリの贅沢な1枚です。
大学破綻 合併、身売り、倒産の内幕 (角川oneテーマ21)
テレビで活躍している著者の本ということで購入しましたが、真面目な内容です。
本書は、あまり知られていない大学の実情を説明しています。学力低下が叫ばれる中、大学が乱立し全員入学できる時代。大学も二極化され、破綻する大学が増加する危機を訴えています。そんな中、本書では大学教育に着目し、学生にきちんとした教育を行うことで大学の生きる道を説明しています。確かに大学=研究と思われるのですが、一方で大学=教育であります。日本の場合、前者に注目が集まり、後者にはあまり関心がなかったように思います。現状を考えると著者が訴えるように大学教育を真正面に捉えること=学生の幸福ではないかと思います。当たり前のことですが、本書を読んで改めて思い出すことが出来ました。
大学教員、大学職員はもちろん、教育に関心のある方に読んでもらいたいです。
吹奏楽コンクール課題曲集 Vol.2
あの頃の課題曲がいかに面白かったか。。
12曲目の『ポップスオーバーチュア「未来への展開」』は、
まるで未来都市を描いたようなカッコ良い曲。
幼いころに見た絵本のように、車が宙を浮いて走り、透明のパイプラインを駆け抜けるイメージ。
中間部も夢のある素晴らしいメロディー。
18曲目の『ポップス描写曲「メインストリートで」』は、
なんとトランペットのシェイクまであるビッグバンド調の曲。
この曲も、終りのほうに美しくロマンティックなメロディーを持っており、
これを聞きながら月明かりに輝く瀬戸内海を勉強部屋から観るのが寝る前の日課でした。
そうそう!、この『ポップス描写曲「メインストリートで」』は、
日の出からだんだん早朝に賑わってくる道、
そしてクラクション(TPのシュイク)が鳴り響く日中の街中、
そしてロマンティックな恋人たちの夕暮れ、と、まさに「メインストリート」の一日を描写した秀逸なポップス。
あの課題曲の名曲「ディスコ・キッド」にも全然負けてないですよ!!
当時は東京佼成の模範演奏でしたが、このCDの演奏もなかなかの熱演。
(模範演奏テープは、当時、1.木管分奏2.金管分奏3.全体合奏となっていましたね)
あの頃を吹奏楽で過ごした方、また課題曲の歴史を知りたい方にお勧めします。
特にこの回のCDは<課題曲激変>の時期で、面白いと思いますよ!!
なぜ、国際教養大学で人材は育つのか (祥伝社黄金文庫)
同書を読むまで、私はこのような大学がある事を知りませんでした。
本当に会社勤めしているときも、同書にあるようなOJTメインの考えを持っていた。
私は今起業しているのですが、もし仮に自分がもう一度学生が
出来るなら、こういう所に入ってみたいと思います。
今後の国際競争力の向上、日本の国際社会での立ち位置を踏まえ、
素晴らしい学校経営をされていると感激した。
もっとこのような教育機関が増える事を望みますし、
社会人版で作りたいと思いました。