リバース
アングラ2001年発表の通算4作目のアルバム。
間の作品を聴いてないから、経緯はわからないけれど、
ボーカルが変わって、雰囲気が良くなったのかもしれ
ない。もちろんデビューアルバムも良かったのだが、
バンドとしての一体感が演奏から感じられるのは、デ
ビュー・アルバムからの進歩だと思われます。
アンドレはこのバンドを結成した人物だし、彼の楽
曲はヴァイパー在籍時から結構良いものだと思います
が、アングラがアングラという個性を確立するのは、
このアルバムなんだなぁ。そう幹事ています。
ブラジルっぽさと中世欧州の雰囲気の曲でアルバムが
構成されています。細やかな音の動き等は、デビュー作
を凌駕している。
物事には、順序があるので、それまでの作品を卑下す
る必要はないが、デビュー作品と比較すると、優れた仕
上がりであると周囲の評価は、正しいかと思いました。
ホーリー・ランド
1996年発表2nd。
前作のクラシック要素満載のメロスピ路線を継承しつつ、ブラジル土着の楽器やリズムを大胆に取り入れたアルバム。
16世紀の作曲家パレストリーナの厳かなクワイアをイントロに、ブラジルのヘヴィなパーカッションとサンバのリズムを取り入れたヘヴィなリフがインパクト絶大の“Nothing to say”。この曲のサビ部分のリフは、エドゥ時代も含めたAngra史上1、2を争うかっこよさ。
#5"Carolina IV"はヘヴィなブラジリアン・ビート、スピード・メタル、静寂の室内楽と壮大なオーケストラが同居する10分を越える大曲だが、長さを感じさせない密度の濃さ。私はこれをエレクトーンでコピーするという暴挙に出たことがあったが、中間のギターソロだけはどうしてもモノに出来なかった。キコとラファエルの凄さを身をもって実感した次第だ。
ヴァラエティに富んだ楽曲群なのに、アルバム全体できちんとまとまっている自然な統一感。
疾走系のメロディック・メタルとブラジル土着のビートが違和感なく融合。疾くて複雑でヘヴィなのに、聴いていてどこか温かみすら感じるサウンドだ。
アクア
ヘヴィな印象が強いリバース以降のアングラとは違った感触があるアルバム。
良いメロディとアンサンブルを重視した曲構成が際立った一枚で、アクア=水のタイトル通り、激しく飛沫をあげたり、穏やかに流れる様が目に浮かぶような非常に空気感のある一枚。
破壊力のあるアルバムではなく、メタル度はかなり低めで、テンプル等、過去の作品や、大御所プログレバンドと比べたりせず、純粋にこの作品と向き合えばかなりいい線いってると思います。
個人的には久々に鳥肌立つレベルの作品に出会えたと感じたんですが、何故かあんま評価高くないのが不思議なくらいです。
まぁ音楽が好きな人なら聴き終わった後に、何かしら充実感を得られる作品だとは思いますよ☆
リバース・ワールド・ツアー-ライヴ・イン・サンパウロ [DVD]
リバースツアーなので基本的に選曲はアルバム:リバースの曲がメインです。楽曲の演奏力もさる事ながら、エドゥの声も素晴らしく聞き応えが有ります。収録時間も長く、すばらしいLiveDVDだと思います。エドゥverのキャリー・オンが見れたのもサイコーでした!気になっている方は、まず買って損はないと思います。
ビクター・メタル・アーカイヴ
聴きやすい選曲です。デスメタルなど、エクストリーム系は入ってません。 中にはバンドの代表曲もしっかり入ってますが、HELLOWEENはFuture Worldだったりと二番手的な曲が多い気がします。 しかし全てのバンドを知ってるわけではないですが「そりゃないだろ〜」レベルの曲は無く、無難な選曲です。 まあ確かに初心者が初めてEagle Fly FreeやらCarry OnやらPainkillerを聴いて、いざオリジナルアルバムを聴いたら、他の曲がイマイチ…なんて事になったら嫌ですもんね(笑) 初心者の方には飽くまでこのアルバム前菜といった感覚で聴いていただき、オリジナルアルバムを聴いたときに最大の感動が味わえると思います! 不満を言うならやっぱJUDAS PREASTはメタルゴッド期の方が良かった気が… そして何故アイアンメイデンを入れなかったのか…? なんとなく初期HELLOWEENを入れたなら初期GAMMA RAYは不要な気がする(曲調も被ってる)し、マサさんのカイへの偏愛が垣間見れますね(笑) どっちかにして、スラッシュメタル勢とかも入れてあげれば良かったと思うんですが…