「人」と「機械」の間の彼らおすすめ度
★★★☆☆
実にさまざまな『人間』らしい感情を持った、<A-S> SIGNALという『ロボット』が生まれて、様々な事を学び、そして成長した9年間の集大成がこの最終巻に溢れている。
人の様な感情を持ったがために苦悩し、葛藤するその姿はなんら人と変わる事無く、むしろ生きているのは人なのかロボットなのかと、主人公と敵対する科学者と同じような疑問もうまれる。それとも彼らは進化の途中に生れた新たな生命なのだろうか?いつの日か現れ共存する進化の種が、このように温かい輝きに溢れているのなら、未来も悪くはないかもしれないと、作者の温かい嘘にだまされてみたい。
ひとつだけ言わせてもらえば、最終話・2~3話分語れる内容を全て詰め込んだせいで大味になりすぎてしまっている。かなり物足りないが、これは作者の意図ではなく、編集サイドの事情によるところが大きいだろうと思われる。絵柄もかなりの変化があり、一番安定していた15巻頃に比べ線が煩いシーンも多々見受けられる。それでも彼らの生の輝きは損なわれることなくそこにある。私自身は星3つの評価になったが、ぜひ実物を手にとり、呼んでもらいたい。彼の名前、<A-S> SIGNALと。
最終巻
おすすめ度 ★★★★☆
ツインシグナルの最終巻です。
クオンタムとの最終決戦です。
Dr.クェーサーが・・・。ちょっとびっくりします。
なんか1巻と比べると全然違う漫画のようです。