へえ〜ボストンってこういうところなんだ。ボストニアンの魅力ある生の声が明るい調子で書かれていて、楽しい。音楽家、レストラン経営者、教授、太極拳の先生、ホメオパシーの先生、人種も様々な人達がボストンを、アメリカの今を語っている。次の大統領はヒラリーそれともオバマ?松坂はどうなる?本の中でボストニアンと語ってる自分が楽しくてウキウキした。また、本に中に興味深いボストンにまつわるコラムが書かれている。本の中のボストンは、ものすごく魅力的だった。
アメリカと日本の近未来おすすめ度
★★★★☆
著者がかつて住んだこともあるボストンで、多くの住人を取材した内容をまとめています。
幅広い年齢層、かつ日本人を含むさまざまな人種の人びとの取材から“日本の明日を見る”ということをテーマにした本です。
アメリカ合衆国の中では歴史が古く、保守的なイメージのあるボストンですが、そこに住む人びとの意見はリベラルなものも少なくありません。
次期大統領選の話も絡めながら、アメリカと日本の近未来を鑑みることができて、興味深かったです。
半エッセー・半現代教養書おすすめ度
★★★★★
ハーバード大学があり、レッドソックスの本拠地であるボストンは、かつてイギリスからやって来たピューリタンたちが初めて降り立った地であり、それを本書では「アメリカの原点」と捉えている。
ある意味、アメリカ合衆国より歴史の古いボストンで、アメリカを中心に取材活動してきた著者が、そこに住む人びとに話を聞きいた内容が、本書のベースになっている。
半エッセー・半現代教養書の趣のある書で、いい内容だと思う。
単なる娯楽としても、教養を身につける目的でもオススメ
おすすめ度 ★★★★☆
この数カ月、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手の活躍ぶりが報道され続けてきた。
しかし、ボストンとはどういう都市なのか、なんとなく学術都市であることは知っているものの、街の魅力はよく分からなかった。
本書は、ボストンに住む人びと二十人以上を著者がインタビューし、そこから見えるアメリカ、そして日本を考えるという内容だ。
老若男女、さまざまな人種の人びとの率直な話が掲載されているが、どれも興味深い。
メイフラワー号の話から、街の魅力、松坂評、次期大統領選挙にまつわる話まで、古いアメリカと最新のアメリカの情報が絶妙に入り混じり、単なる娯楽としても、教養を身につける目的でもオススメの一冊だ。