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アメリカの原点、ボストンをゆく 日本の明日をこの地に学ぶ (ソフトバンク新書 55)

井上 篤夫
おすすめ度:★★★★★
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多様な人々をインタビュー
おすすめ度 ★★★★☆

数多くのボストン在住者にインタビューしながら、ボストンとはどういう街か、そこにどういう人が住んでいるかを浮き彫りにしようという本。非常に多様な人々をインタビューしているのが特徴で、著者の費やしたエネルギーが強く感じられる。ボストンに関する豆知識的情報もたくさん。ただ、日本の明日についてこの本から学べるかどうかはやや疑問。



ボストンの本音
おすすめ度 ★★★★★

へえ〜ボストンってこういうところなんだ。ボストニアンの魅力ある生の声が明るい調子で書かれていて、楽しい。音楽家、レストラン経営者、教授、太極拳の先生、ホメオパシーの先生、人種も様々な人達がボストンを、アメリカの今を語っている。次の大統領はヒラリーそれともオバマ?松坂はどうなる?本の中でボストニアンと語ってる自分が楽しくてウキウキした。また、本に中に興味深いボストンにまつわるコラムが書かれている。本の中のボストンは、ものすごく魅力的だった。



アメリカと日本の近未来
おすすめ度 ★★★★☆

著者がかつて住んだこともあるボストンで、多くの住人を取材した内容をまとめています。

幅広い年齢層、かつ日本人を含むさまざまな人種の人びとの取材から“日本の明日を見る”ということをテーマにした本です。

アメリカ合衆国の中では歴史が古く、保守的なイメージのあるボストンですが、そこに住む人びとの意見はリベラルなものも少なくありません。

次期大統領選の話も絡めながら、アメリカと日本の近未来を鑑みることができて、興味深かったです。



半エッセー・半現代教養書
おすすめ度 ★★★★★

ハーバード大学があり、レッドソックスの本拠地であるボストンは、かつてイギリスからやって来たピューリタンたちが初めて降り立った地であり、それを本書では「アメリカの原点」と捉えている。

ある意味、アメリカ合衆国より歴史の古いボストンで、アメリカを中心に取材活動してきた著者が、そこに住む人びとに話を聞きいた内容が、本書のベースになっている。

半エッセー・半現代教養書の趣のある書で、いい内容だと思う。



単なる娯楽としても、教養を身につける目的でもオススメ
おすすめ度 ★★★★☆

この数カ月、ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手の活躍ぶりが報道され続けてきた。

しかし、ボストンとはどういう都市なのか、なんとなく学術都市であることは知っているものの、街の魅力はよく分からなかった。

本書は、ボストンに住む人びと二十人以上を著者がインタビューし、そこから見えるアメリカ、そして日本を考えるという内容だ。

老若男女、さまざまな人種の人びとの率直な話が掲載されているが、どれも興味深い。

メイフラワー号の話から、街の魅力、松坂評、次期大統領選挙にまつわる話まで、古いアメリカと最新のアメリカの情報が絶妙に入り混じり、単なる娯楽としても、教養を身につける目的でもオススメの一冊だ。


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