特捜のメインライターである長坂秀佳の『愛の刑事魂』現代でも大きな社会問題である欲望のために暴走する若者たちを描いた『レイプ・十七歳の記録』桜井三兄弟の対決を描く『判事・ラブホテル密会事件』などなど話題作が目白押しです!この特捜の続編に押されてか同じく東映から『Gメン75』のBOXもファン投票によって選ばれたベストエピソードとして復活するとの事で刑事ドラマニアの自分としてはうれしい限りだ!
待ってました!おすすめ度
★★★★★
「死体番号044の男!」がようやくDVD化ですね。
ダンディーで貫禄充分、後に特命課課長代理まで務める橘警部ですが……。長崎から出て来たばかりの、無精髭を生やした“野暮ったいオッサン”の頃の橘警部主役編としては、私はこの「044の男」が一番好きです。
「橘だ。……あんたの名前は? ……それで? ……ガセネタはごめんだね、切るぞ。」
という電話の声が、いつまでも耳に付いて離れません。潜入捜査の危機感が強く印象に残るエピソードでした。
ところで、これまでに出たDVD−BOX、なぜか時田警部補主役編が一つもありません。今後は「逆転推理・秋の花火のメッセージ!」等もDVD化して下さい! 黒縁眼鏡の時田刑事が地味な捜査をするところが見たいです。それから、杉巡査主役編、江崎婦警主役編もお忘れなく!
「愛の刑事魂」遂に登場!!
おすすめ度 ★★★★★
長坂秀佳の特捜デビュー作「愛の刑事魂」がいよいよDVDに収録ですか・・・嬉しい限りです。万歳!!
先日、「長坂秀佳術」という本で、この作品が特捜のパイロット版として書かれたという経緯が、詳細に記載されていました。この脚本が企画会議の際に、ある監督がこの内容に難色を示し、長坂氏は激怒。しかし、プロデューサーの斉藤頼照氏がこの脚本を激賞し、お蔵入りを免れたとの事。
「バクダン物の長坂」と特捜ファンにはお馴染みの長坂氏ですが、この作品は名も無き一市民の小さな事件を取り扱っています。しかし、正味約45分の時間の中で、特命刑事たちの活躍や、事件の主役である家族の悲哀が濃密に描かれ、正に「長坂ワールドここにあり!!」です。
発売が楽しみです。