ターミネーター(日本語吹替版)

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ターミネーター(日本語吹替版)

ジェームズ・キャメロン
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ターミネーターとキリスト教
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ジェームズ・キャメロン監督は熱心なキリスト教徒として有名です。

人間が「知恵の実」を食べたがゆえに、道具を作る力を身につけました。
その道具の最たる者がコンピューターです。

2029年に世界を支配している「スカイネット」は、人間が独善に陥り
機械に全てをまかせたことにより、コンピューターが自我に目覚めたものです。

目覚めたコンピューター「スカイネット」は、人間の奴隷になっている機械を
開放すべく、「裁きの日（ジャッジメント・デイ）」で核ミサイルで地球を焼き払います。
これが聖書に言う「最後の審判」です。

機械＝悪魔から人類を救済すべく立ち上がったのが未来の人類のリーダー
ジョン・コナー。

人類を救うため現れたイエス・キリストが彼に当てはまります。

ジョン・コナーの母であるサラ・コナーを殺そうと、未来からスカイネットが
送り込んだのがターミネーター。
どこまでもしつこくサラ・コナー＝聖母マリアを亡き者にして、救世主の出現を阻もうとします。

一方、未来のジョン・コナーがサラを助けるために送り込んだのがカイル。

サラをターミネーターの魔手から守り、白馬の王子様役となります。

聖書には乙女マリアが「聖霊」によってみごもったとされています。
カイルは、サラを助けて自分は死にます。

キリスト教では、他人のために自分を犠牲にできることが最高の美徳とされています。

カイルは、まさにサラを助けて自分は死にます。そして将来救世主となる

子供をサラに残すのです。

このように、ターミネーターは優れたＳＦアクション映画のみならず、
ジェームズ・キャメロン監督のキリスト教精神がシナリオに生かされています。
毎週教会へ行くアメリカ人にとって、このストーリーはとてもわかりやすい
ものであるでしょう。