鉄腕アトムは読んでませんし、PLUTOの連載も見てませんので純粋に単行本だけで物語を追ってます。さすがに今回はちょっとこたえましたねぇ。そうくるか...と。そうはならないでほしい、と思っていた展開。
このシリーズは是非、普段漫画を読まない人や漫画は好きじゃない、ってひとにも読んでほしいですね。実写のドラマではできない物語や世界背景を構築できるメディアとしての漫画を実感してもらえると思います。
『MONSTER』に並び立つ傑作になる予感おすすめ度
★★★★★
超高度なロボット刑事ゲジヒトが、恐るべき戦闘ロボット(?)プルートゥの謎の解明に、限りなく迫っていく第6巻。この巻の最後に収められた「Act.47 本物の涙の巻」の中、ある人物(ロボットも含めて、ある人物と言っています)が泣いた時の涙、<あああああ。>と号泣するシーンに、強く心を揺さぶられました。浦沢直樹の作品では「王の涙」(『MASTERキートン』所収)以来かな、涙を流すシーンでこんなに感動したのは。
対象に焦点を絞る(前よりも一段、大きく描く)ことで、スリリングな緊張感を生み出す描写も効果的ですね。本書でそれがよく出ていたのが、「Act.41 サハドの巻」。章タイトルが印字された「建物の窓辺の花」の絵もさることながら、同じ章の中、ゲジヒトの表情にピントを合わせた絵(p.44)が、緊張感を出すうえで実によく効いているなあと。
高度な感情を備えたロボットの愛と憎しみ、怒りと悲しみ、そのジレンマが、一筋縄ではいかない深みをもって描かれているからこその読みごたえ。このレベルを継続して話が展開していくのであれば、著者の『MONSTER』に並び立つ傑作になるのではないでしょうか。
次巻が、今から待ち遠しいです。
言うなれば、第1章完結。おすすめ度
★★★★☆
今までよりも、大きな動きのある巻。
今まで分からなかったことが分かり、
今まで確かだった者が消えてしまう。
あぁ、もっと書きたいがダメだ。
何を書いてもネタバレになってしまう!
それくらい、中身が凝縮された1冊だ。
まるで映画のような
おすすめ度 ★★★★★
展開がうまい。テンポがいい。毎度の事ながら映画を”読んでいる”ような気がしちゃう。
原作を読んでいないからわからない、この先がすごいきになる。