TVアニメ「灰羽連盟」等も手がける大谷幸さんによるサウンドトラック。オーケストラを基調とした幻想的で空間を感じさせる寂しくも悲しい楽曲群。巨像との闘いの勇猛な音楽。悲壮な運命をを感じさせる圧倒的な音世界に惹き込まれます。
パワーある音楽おすすめ度
★★★★★
ワンダと巨像は、神のような巨大な黒い影との戦いがメインとなるゲーム。
ゲームの性質上戦いの音楽が多くなっていますが、しっかりメリハリを効かせて
おり最後まで飽きずに聴けます。ゆっくりとした、しかし重々しい音楽が巨人との
遭遇を予感させます。最後の巨像との戦いの音楽は特に素晴らしく、とてつもない
存在に対峙した時の雰囲気を見事に表現しています。
ゲーム音楽が日の目を見ることは元々少ないですが、一般に知られず埋もれさせて
しまうのは本当にもったいないことです。
インパクトの強い曲と巨像のイメージが見事にマッチおすすめ度
★★★★★
重低音なのに暗い感じが少なく、聴いていると逆に目が覚めるように奮い立たせてくれます。
作曲者の大谷幸氏はドラマ、アニメなど幅広い分野で音楽活動をされていますが、やはり持ち味は重厚で力強く、それでいて繊細な曲です。
(近年では「灼眼のシャナ」、「アイシールド21」なども手がけられています)
約10年前に「新機動戦記ガンダムW」「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz-特別篇-」で大谷氏の音楽を初めて聴きましたが今も素晴らしい音楽で魅了してくれます。
このCDでは「〜巨像との戦い〜」のインパクトが強いのですが、そのほかの曲も素晴らしい出来です。
全42曲を1枚のCDに詰め込んでいるので1曲あたりの時間は短いですが、退屈せずに聴くのにはこれぐらいの方が良い気もします。
値段は2500円とCDアルバムの中では手ごろな値段なので、ぜひ一度聴いてみてください。
土の香り 水の恵み 風の音
おすすめ度 ★★★★★
寂しげな曲や、恐ろしいことが起こる前兆と思わせる曲、激しい曲など様々な曲が詰まっている。全て通して聴くと物語のようになっていて、突然印象の全く違う曲になっても違和感なく聴いていられる。
全ての曲がオーケストラによる演奏のため、迫力のある作品になっている。電子音もいいけれど、生身の人が作り出す音楽は、一音一音が生物のように聞こえてくる。たくさんの人に聴いてほしい曲ばかり。