画期的な部分があるおすすめ度
★★★★☆
本書の核心は、
「目に見える形をなぞろうとしても、ゴルフは、ジュニアから始めた人や、アスリートセンスのある人しか、正しいスィングは出来ない。その裏にある型が存在する」
という事でした。
スィングの秘伝というのを
誰かより聞きおよび、試していました。
何で、こんなアウト・インに振っているつもりなのに
ドローが出るのか?
プロキャディーのそのおっさんの理論を知った
研修生が続々とプロテストに受かっていくという秘伝でした。
橘田兄弟の廣野派プロのマサカリ打法とか、
大塚何某の、ワイパー打法とか、
結構、同じ事を言っているなとは思っていました。
ただ、本番では引っ掛けが出て、あと少し実用に
いたらない状態でした。
しかし・・・!
本書により、完璧な理論的裏づけと改善点を把握しました。
前倒しのダウンスイングによって、プロや、5下シングルの
アームローテーションを伴ったオンプレーンスィングができるようになりました。
スィング改造後1回目のラウンドで、万年90切りができないヘボゴルファーの私が、
あやうく30台を出しそうになりました。
ただし、物理の知識や、従来のスィング理論の知識がないと、本書を活用するのは難しいのではと思います。
せめて「アスレチックスィング」のような総括が、巻末にあればと思いました。
道標となりえる本です
おすすめ度 ★★★★☆
元技術者の視点によるスウィング解析に興味を持ち、読んでみました。
キーとなる体の各部分の動作に名称を付け、挿絵と解説文で順を追って解説してあるのですが
解説文が挿絵のどの部分にリンクしているのか理解し難いページがあり、はじめから全てを
理解しようとすると投げたくなります。
しかし、内容自体は基本を押さえ、的を得たものばかりで、どのレベルの方が読まれても
飛ばし、曲げない為のヒントとなる項目は必ずあります。
また、感覚で覚えていたスウィングの流れを構造で理解することにより、コースや練習場で
調子が悪くなった時も、即修正できるようになりました。
解説途中ではるか後方のページに飛んだり、全ての基本となるグリップや
アドレスの解説が一番最後に記載されていたりと、本の構成にやや難アリの為★一つ減。