美麗な音楽、高い音質、だが・・おすすめ度
★★★☆☆
サガ・フロンティア2のサントラ集。
音質も作曲のセンスも良く、ジャケットイラストも素晴らしい。
特に透明感のあるピアノを使い、涼やかな雰囲気を醸し出しており、普通のゲーム音楽にはない拡張高さを表現している。
(ゲームの歴史ものらしさをよく表現していると思う)
また、スピード感のある戦闘曲もよい。
だが、同じメロディをアレンジしたものばかりを収録しているので、ゲームプレイ時には気にならないが、CDとして聞くときに飽きてしまいがちである。
(特に戦闘曲が・・)
また、同様の理由で、ゲーム中で主人公が始終入れ替わるゲーム中の多様な場面に適切に利用できていなかった。(ギュスターヴ編にしかマッチしていない)
もう一人の主人公であるウィルの職業である、ディガー(冒険者)らしい庶民派の音楽も作ってほしかったと思う。
浜渦氏の名盤をぜひその耳で
おすすめ度 ★★★★★
ロマサガシリーズでおなじみの伊藤賢治氏とは異なる曲調ですがインパクトは抜群です。
通常戦闘でおなじみのFeldschlacht Iやラストに収録されているPostludium など名曲揃いのすばらしい音楽です。
やさしく、あたたかい曲の数々はきっと聴く人の心を癒してくれること間違いなしです。
永らく廃盤となっていましたが昨年に再販され、また再び聴けることをうれしく思います。
1990年代後半のスクウェアの音楽を語る上で決してはずすことのできない逸品です。
ゲームをプレイしていなくても十分楽しむことができますので、ぜひ手にとって聴いてみてください。
どこか懐かしさを覚える音楽に惚れること間違いなし、自信を持っておすすめします。