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伊藤文学「薔薇族」創刊の頃を語る08●めちゃくちゃ面白い破天荒な人生を歩んでください
恋人たちの森 (新潮文庫) |
森茉莉自身の美に対する感性に、とにかく感心してしまいます。 そして、なんといっても魅力的なのは登場人物です。 独特な雰囲気を是非味わってください。 |
贅沢貧乏 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ) |
一人になりたいときに手に取りたくなる本というのがあって、森茉莉のエッセイもそのひとつ。
ただの少女趣味やナルシズムにおぼれない、スケールの大きさと上質のユーモア、男性的ともいえるような鋭い感性、森茉莉の中にはあきらかに父親、鴎外から受け継がれた暖かなものが息づいているからだろう。 小説よりも、むしろエッセイのほうにその感性の鋭さは輝いていて、それは誰にも真似の出来ない、飛び切り贅沢な森茉莉の世界なのである。 |
ユリイカ 2007年12月号 特集=森茉莉 |
森茉莉の独特の文体について、文体論の専門家である中村明がその魅力を点描しているのが参考になる。中村はかつて『名文』(ちくま学芸文庫)で、野間宏や瀧井孝作らの悪文を、特殊な名文として取り上げたが、森茉莉の文章もそれらに類するという。『名文』のほうには、森茉莉は取り上げられていないが、そこに含めることもできるだろう。
それにしても森茉莉の文体は独特である。例えば、中島敦の「光と風と夢」において、形容詞が名詞を修飾する際に、「その底に動く藍紫色の・なまめかしいばかりに深々とした艶と翳」のように、わざわざ形容詞と名詞のあいだに「・」が付されている例がある。何回となく使われるこの符号には驚いたものだ。また野坂昭如がときどき助詞を使わずに生み出す文体は独特のリズムを創出しており、他の作家と一線を画しているだろう。しかし、森茉莉の一見不可思議な句読点法は、それら以上にインパクトがあるといってよいだろう。 余談だが、どこかの出版社から『靴の音』が文庫化されることを期待しているのは私だけであろうか。 |
もしもこんな 森茉莉 がいたら・・・
レースクイーンとしても活躍中の 森茉莉。ワンマン・ライヴにて先行発売予定となっている。
ファンへの近況報告として「順調は順調だけど、先は見えない」とあまりに正直な発言をして笑いを誘っていた。
ほえ~。ということはこれを頭に置いて言ってたのかな?
『 恋をする男は自分の能力以上に愛されたいと願ってる人間である。それが彼を滑稽に見せる理由である。 』( シャンフォール )
っちゅうことですねー確かに。
マリアが大好き
久しぶりに森茉莉の本を手に取る機会がありました友人が最近森茉莉の本を読み始めて何かの話の序でに出た時 私も実は大好きで高校生の頃 耽溺したので 古い単行本を持っていましたその話をすると 彼女は古い私の本が読みたいという事になり数冊貸すことに ...
森茉莉
Mori Mari,森茉莉虽然汉字写的是茉莉,可不知为何,在舌尖念着,Mari这个发音总是摆脱不了一丝洋气。 或许她那超级崇拜德国风的父亲故意这么做的吧? 森欧外是谁,我不知,我有兴趣知的是那个深深恋慕着自己父亲的小女孩。 森茉莉,85岁时离世的洛丽塔, ...
森茉莉色
最近森茉莉にどっぷりと浸かっている。 懐古的で浪漫ティックな言い回しや、色の表現にうっとりしながらもお嬢様育ちの茉莉独特の「偏見の塊」のような世界観が可笑しくてたまらない。 文学を純粋に楽しんでいる方には実に申し訳ないのだが突っ込みどころ ...
週末のカフェ時間
柴洋カフェ 日替わりご飯セットに飲み物とデザートのセットをつけてもらった。レモンのデザートでした。 at 柴洋 私の贅沢貧乏 表紙へ Atelier.Sumire.Gingetsu 表紙へ 森茉莉雑記帖へ 森茉莉言葉のネックレスへ Spicy Girly Booksへ.
森 茉莉
森茉莉さんがお好きだった、桃の缶詰のラベルだと思われます.......。 森茉莉....... 彼女の小説は一冊も読んだことがありません...... エッセイ本専門です.........。 なぜなら、彼女の「人格」そのものに、強く惹かれるからです......。 彼女は. ...
金井美恵子『昔のミセス』に森茉莉の話
によると、金井美恵子『昔のミセス』に森茉莉の話が出てくるようだ。 2006年10月20日「ミセス」に金井美恵子が森茉莉の話 で紹介した連載が単行本になったものと思われます。 それから小川洋子の出演するラジオ番組で森茉莉の『父の帽子』が紹介され、 ...
「森茉莉かぶれ」
早川茉莉さんの「森茉莉かぶれ」(筑摩書房)と、「みずいろ」オリジナルの竹製しおり。 早川さんを待つまでもなく、私も高校時代から延々数十年、森茉莉にはかぶれっ放しだ。 「贅沢貧乏」を初めて読んだ日の感動。 こんなことを口に出すのはまったく ...
ロシアサラダ――森茉莉のレシピ
森茉莉氏の時代からは遠くなった21世紀であるので、ジャガイモとににんじんはレンジで蒸して、適当な白身の魚がなかったのでツナ缶で、グリーンピースの代わりにさやえんどうのぶつ切りだったが。フランスパンに赤ワインを添えれば、絵になるなあ、と思い ...
ここぞ、の氷ごはん
ところでこの氷茶、私は森茉莉さんのエッセイで知って、毎年、夏になると作っている。グラスに氷と茶葉を入れ、冷蔵庫に入れておく。夜寝る前に用意しておくと、翌日の昼食時に氷茶が出来上がる。こちらも口に含むとヒンヤリとして甘い(本当に甘いんです! ...
マリアの空想旅行・森茉莉
森茉莉の、ものごとの美醜に対する鋭敏さを再認識する「マリアの空想旅行」。 あっ、と感じることがあったなら、森のように大声で警告すべきなのだ。 何十年も経ったあと、おおくのひとが「あれはいやだな…」と思うようにならないために。 ...