西遊記 DVD-BOX 1
一部キャストがゴネてるだの、権利関係がクリアできないなど
憶測が飛び交うなか、突然発売された西遊記ドラマの決定版が登場!。
三蔵=女性キャスト、サルXブタの掛け合い漫才、
関西弁のカッパ、出演者、音楽、脚本、どれをとっても
完璧すぎて後に続くものがこれを越えられない・・・。
一番感動したのは、本放送以来再見の叶わなかった新番組予告編。
よくぞ残っていたものだ。欲を言えば各話の予告編も
「巻末にまとめて」収録ではなく各話数ごとにつけていただきたかった。
映像特典の座談会。さすが老けたなぁとは思いますが、
これだけの大御所が一同に会して当時を語るなんて
今後あるかどうか。つくづくお師匠さんのご不在が惜しまれます。
各地での再放送も多い本作ですが、
やはりファンはDVDBOX,持っておきたいよね。アニキ。
志賀越みち
因習にとらわれた祇園のうら若い舞妓と世間知らずな学生の先の見えない恋
設定はありがちであり、またその結末もいわば想定内であり、ドラマチックな展開があるわけではない。
それでもなおこの作品が心を打つのは何故か?
それはここに正しく“あの人が恋しい”というピュアな恋愛のエッセンスが描かれているからだと思う。
情緒あふれる表紙の装丁を含め、しっとりとしていながらもまばゆいばかりの恋愛の切なさを充分に堪能させてくれる
良作だ。
アイドルと病 (メディアファクトリー新書)
「私は、自分が知り得たことをすべて白日の下にさらすつもりはない。彼女たちの生涯がいかに輝いていたか、その時代にどんなに多くの夢を与えてくれたか。そして、死に直面したときに、どう生きようとしたか。そんなことを書きたいと思ったのだ」。
著者は芸能レポータ。雑誌記者だった頃を含めると、今年で40年のキャリアになるそうだ。「深い親交をもつことになった方がいる一方で、私の『顔も見たくない』という方もいるに違いない」と自ら語るベテランである。その一方で、心筋梗塞などで2度生死の境に立ったことがあり、それも本書のきっかけになっているようだ。
本書で取り上げられているのは、以下の8名の方である(敬称略)。
- 夏目雅子
- 堀江しのぶ
- テレサ・テン
- 本田美奈子
- 飯島愛
- 川村カオリ
- 大原麗子
- 岡田有希子
記述レベルには多少差がある。生前から著者が取材していたり交流があった人や、親族及びマネージメント会社関係者から一定量の情報を得られた人については、印象深いエピソードが盛り込まれている。
すぐ読み終えるつもりだったが、内容が少し重かったので、予定より時間をかけた。改めてこの8名のご冥福を祈るとともに、その足跡に敬意を払いたい。