Edward Scissorhands [VHS] [Import]
博士が急死したため、はさみが手という不完全な状態で取り残された人造人間のエドワード(ジョニー・デップ)が、ある日突然人間世界で暮らし始めることになる。周囲の人たちの様々な反応、好奇の目や彼の純真さを悪用しようとする人など、そんな環境の中、一目ぼれしたキム(ウィノナ・ライダー)に対するエドワードの一途な気持ちが、非常にけなげにうつる。
エドワードの純真無垢さが、少し歪みぎみの精神をもつ現代人には、とても新鮮に映ると思う。
エドワードのせりふはかなり少ないが、せりふの少ない分表情が豊かで、あの眉毛の無い白塗りの顔の下が、美形のジョニー・デップであろうとは、なかなか想像できない。
ブロウ [DVD]
ジョニーデップが主演で、カバーのペネロペがセクシー
ということだけに惹かれて、期待せずにみました。
麻薬王の伝記映画ということで、結構派手なハリウッド系の
映画かと思いきや、これ非常に緻密な人間描写の映画でした。
ありふれた不良少年が麻薬王になってしまう突飛な人生を
心情豊かにかっこよくもかっこわるくも描きます。
真っ当に生きている人は、幼稚で馬鹿馬鹿しいと思うかも
しれませんが、“社会”というものに違和感を感じてしまう
タイプの人は、主人公の心情に共感するものがあるのではないでしょうか。
主人公の生き様が良いか悪いかは別にして、主人公の心情に
ものすごく共感してしまいました。
味があり、後味が残るアメリカ映画です。
When You're Strange [DVD] [Import]
ジム在籍のドアーズはたった54ヶ月の活動期間であった。
しかし未だに衰えぬ人気は、その54ヶ月が事件であったからだろう。
単なる事実ではなく事件だったのだ。
公開して間もなくして渋谷で観た。
この映画に織り込まれたジム・モリソン監督の初公開短編であるHWYは、まるで現在撮り直したかように鮮やかであり、古びていない。
ここに出てくるジムを観られるだけでも価値がある映画であった。
Ninth Gate [VHS] [Import]
飽きさせない程度に謎や事件がおこるストーリー展開。程よいスピードで楽しめるスリラー物。ある書物を巡って起こる殺人事件に、巻き込まれていく古書物鑑定士(という表現が正しいのか不明だが)がJohnny Deppの役どころ。
Johnny Deppが部分白髪、めがね、ひげでbaby faceを隠して、冷淡な役を演じており、一味違った彼の魅力がうかがわれる。
Johnnyの相手役は、20才くらいの学生という設定らしいが、実際演じているのは30歳を十分に過ぎている女優で、監督ポランスキーの実の妻らしい。ちょっと無理があったかも。。
THE VOICE of Johnny Depp ジョニー・デップ発言集
デビュー当時から現在に至るまで、ジョニー・デップの仕事に対する考え、プライベートの過ごし方、関わった作品に対する思い等が綴られています。映画の名台詞に関しては英語の原文と対訳が掲載されています。思ったより小さな本ですが、中身は「ぎっしり」です。これまで二冊彼の本を購入したのですが、そのどちらにも掲載されていなかった発言が載っていたので、興味深かったです。欲を言うと、もう少しサイズが大きい方が良かったかなということで辛口ですが☆四つとしました。