企業価値評価 第4版 【上】
バリュエーション(企業価値評価)に関して 不動の地位にあるのこのマッキンゼー社の本 です。投資のプロや財務戦略家であれば、絶対に一冊は持っています。(というか読まざるを得ないほど有名。) ただ、この本は、あまりにも分厚いので、途中で挫折してしまうかもしれませんね。
日米20000社の企業価値評価はシェアーズ(www.shares.ne.jp)で提供されているので、一度、見ておいたほうがいい。
ロマンスの黙秘権
原作未読、川原さんキャスト買い。
タイトルや表紙から想像するよりずっと糖度の低い作品でした。
弁護士の仕事って…ということにかなり比重を置いた作品だと思います。
それをよしと取るか退屈と取るかは人によるとは思います。
2枚組の中の1枚目は全く甘いシーンはありません。
川原さんのモノローグが多く、彼視点のストーリーです。
相手の過去を想起させる事件が発生し、それを二人で解決していきます。
脇の上司に当たる弁護士(途中で入院してしまいますが)、
事件の関係者の演技もしっかりしていて、私は先を気になりながら聴いていました。
合間に、自分の恋心を自覚し、ぶつけたり、ということはありますが
仕事中は実に大人。
そういうところが、寂しいなーと思って退屈と取る方はいるかもしれないです。
川原さん目当てで聴いた自分としては、たっぷりと聴けるモノローグ、
大人の男性らしく抑えた感情の発露などはとても聴きごたえがありました。
逆に相手の近藤さんのモノローグはありません。
柔らかめの雰囲気です。(私はもう少ししっかりしたイメージのほうがよかったですが)
甘いシーンは少ないですが、言葉なども濃くはありませんが
吐息が甘い!甘い!
破壊力がありました。
2枚組にするとちょっと長く感じるかもしれないですが、仕事ものとして最後まで丁寧に抑えるためには致し方ないのかなと。1枚にするとかなり駆け足で内容が薄くなっていたかも。
キャストトークはありません(特典にのみ)。
特典のほうでも、職業ものとして感じていたという言葉がありました。
家庭教師ヒットマンREBORN! 未来編【Burn.5】 [DVD]
標的114〜117話収録。メローネ基地内獄寺対γ(ガンマ)の戦闘がメインです。プロローグ長めは変わらずですが作画(膨らませた部分含み)脚本共にまあまあ安定しているので落ち着いて獄寺、γ共に渋く惚れ惚れする活躍が楽しめます。
同DVDに収録された座談会は獄寺、ビヤンキの姉弟対談。円満に(?)良くしゃべる姉に押され気味な弟といった感の楽しそうな対談です。内容は「休み時間の女子おしゃべり」。要点がイマイチハッキリしないです。主に初対面の印象や瓜ネタとかでしょうか。とにかく女子なビアンキ・田中さん炸裂です。
同梱特典CD「ジャンニーニのメカニカルナイト」はジャンニーニ、獄寺役のおふたりのトーク。ジャンニーニ役の上原さんが進行役でせっせと(やや暴走気味で)真面目にコツコツ進んで行きます。獄寺役市瀬さんが暴走していない点で貴重かも知れない対談です。
パッケージからどこをとっても獄寺ー!な一巻。獄寺・市瀬さんに余り情熱を持ってない方でも十分楽しめると思います!
がん 生と死の謎に挑む
日本人の二人に一人ががんにかかり、三人に一人ががんで亡くなっている。世界一の長寿国日本は世界一のがん大国でもある。がんとは何か、それはいかにすれば克服できるかを自らが膀胱がんになり手術や治療を行っている立花隆が世界の最先端がん研究者にインタビューしてまとめあげたもので、がん研究の現状とその克服の困難な理由を分かり易く解説してくれた本とNHKスペシャルDVDのセット本である。
夢の新薬といわれた現在のがん化学療法の中心である分子標的薬が個々人によって全く異なるパスウェイという代謝回路の違いによって効き目が異なりこれからは遺伝子診断と治療が求められている背景がよくわかる。
がん細胞は低酸素環境下でも生きられるのは生命の長い進化の歴史の産物だからというHIF−1という低酸素誘導因子の話、そして我々の身体を作る幹細胞のいわば裏の顔としてのがん幹細胞の話、我われを助けてくれると思ったマクロファージの裏切りの話、とにかく我々の常識や知識を根底から覆してくれる。
60兆個の細胞から成り立ちいつも新陳代謝を繰り返すことから起きるコピーミスや環境対応のための遺伝子変化=生きること、それらが積みかさなって、がんは10-20年の時間をかけて進化する。
我々のの生命の構造を考えると、有る意味でがんになることは必然で、ならないほうが不思議といった感さえある。
がんを考えるということは我々の人生の生き方を考えることでこの本が思索ドキュメントと名乗っている理由でもある。現在、五百万人といわれるがん患者のみならず健康に関心をもつ人に是非一読を勧めたい本である。