ベスト・オブ・スリー・ドッグ・ナイト
60年代末~70年代前期にかけて、非常に多くのヒットを放った3DNのベスト。声質の違うヴォーカリスト3名を前面に立てるという異例のバンド構成をとっており、曲の特徴に合わせてリードを替えてその良さを引き出す、コーラス・ワークに工夫を凝らす等により、他のアーティストによる曲に磨きをかけてヒットに仕立て上げるという職人的なバンドであった。
ニルソンの「ワン」、ランディ・ニューマンの「ママ・トールド・ミー」、レオ・セイヤーの「ショウ・マスト・ゴー・オン」等、彼らがカヴァーすることで大きなヒットとなり、知名度が大きくアップしたアーティストも数多い。
基本的に3DNはシングルに力を注いだグループで、ベスト盤がかれらの最も良い作品だと思っており、その意味で、ほぼ全てのシングルをカバーしている本作がお薦め。3曲のNO1ヒット「ジョイ・トゥー・ザ・ワールド」「ママ・トールド・ミー」「ブラック&ホワイト」も魅力的だが、私は哀愁味あふれる「ワン」や「オールド・ファションド・ラブ・ソング」の方が好き。
Live With Tennessee Symphony Orchestra [VHS] [Import]
2002年に発表されたテネシー交響楽団をバックにしたスリードッグナイト
の貴重なライブ映像です。
ダニーハットン、コリーウェルズともにかなりの年齢ですが往年のスーパー
グループを感じさせるエネルギッシュなボーカルを聞かせてくれます。
チャックネグロンはすでに脱退していますので残念ですが、懐かしいヒット
曲の数々が色褪せることはありません。
このDVDの最大の価値は「Out in The Country」が収録されていることでは
ないでしょうか。
素晴らしい名曲だと思いますが不思議とコレクターDVDでも見たことがありま
せん。
本作のトラックでは田園風景の映像がオーバーラップされています。
この曲への思い入れが伺えますがしつこい映像処理ではないので印象は悪
くありません。期待以上の貴重な映像です。
Live With Tennessee Symphony Orchestra [DVD] [Import]
2002年に発表されたテネシー交響楽団をバックにしたスリードッグナイト
の貴重なライブ映像です。
ダニーハットン、コリーウェルズともにかなりの年齢ですが往年のスーパー
グループを感じさせるエネルギッシュなボーカルを聞かせてくれます。
チャックネグロンはすでに脱退していますので残念ですが、懐かしいヒット
曲の数々が色褪せることはありません。
このDVDの最大の価値は「Out in The Country」が収録されていることでは
ないでしょうか。
素晴らしい名曲だと思いますが不思議とコレクターDVDでも見たことがありま
せん。
本作のトラックでは田園風景の映像がオーバーラップされています。
この曲への思い入れが伺えますがしつこい映像処理ではないので印象は悪
くありません。期待以上の貴重な映像です。
Live with The Tennessee Symphony Orchestra [DVD]
「Chuck NegronのいないTDNなんて・・・」と、筆者はそれほど期待していませんでした。「'72年の来日公演の素晴らしさを知る者には、何を聞いても・・・」と。しかし、結果は、CoryとDannyの渋いヴォーカルを中心に、Jimmy(kb)とMichael(g)の確かな職人芸に、P.Kingery(b&vo),P.Bautz(ds)とストリングスを加えて、なつかしいヒット曲に新しい息吹(ハーモニー&アレンジ)をふき込み、なかなかの良い出来映えで魅せてくれました。R.Podolor&B.Cooperの音作りの匠を背景に、新生TDNが、改めて、グループとしての「まとまり」と「健在ぶり」を印象付けた俊作と言えます。
Harmony
3DNのアルバムの中でも完成度はピカイチ!特にヒットチャートを賑わした139はもとより、ナイーブで魅力的な歌声のチャックネグロンの魅力を最大限に生かした4や6など、聴き手を飽きさせない素晴らしい出来栄えです。単なるショーマンシップに走るアメリカンバンドとの評も一部にありましたが、ライブパフォーマンスも超一流であり、これに続くセブンセパレートフールズの楽曲も取り込んだライブアルバム”アラウンドザワールド”の復刻を望むのは私だけではないでしょう。一度でいいです、夏の終わりに4を聞いてみてください。繊細で盛り上がりのある旋律とネグロンの絶唱は心地よい残像として一生貴方の耳に残るはずです。