1/35 重装機兵レイノス AS-5E3 レイノス(主人公機)
バンダイさんの”HG”カテゴリーのキットのように、パーツの細分化を抑えた組みやすい設計。
しかし、スネや肩といったポイントは”重装らしさ”が出るようにある程度はパーツ数を割いてあります。
組み立て説明書には本キットの元となった、ゲームマニュアル4ページのイラストが載っています。
ただし、胸部のデザインは表紙イラストに順じ、「狼牙」「ボッツ」「ボダブレ」的なキャッチーなデザイン。
武器のディテールが比較的簡素だったり、アーマー裏がシンプルなのは「アサルトスーツという兵器の設定
やイラストを、各人がどう解釈するか?」という点や「プラモだからこそ、いじって楽しんで欲しい」という
メーカーさん、原型師さんの配慮だと感じました。 そうです、レイノスのプラモがいじれて幸せです(感涙)。
モールドもほとんどがキレイに成型されていますし、パーティングラインもかなり小さいです。
スナップフィット式にもかかわらず、ピン・ダボ裏のヒケも肩付近の数箇所ぐらいしか見えません。
肉抜き穴はありません。 スチロール樹脂+ポリパーツ。カメラアイは中央のみクリアー(無色)。
ピン・ダボを切らずに組んでみましたが、1割以下のピンが1、2mm残して止まる〜といった精度。
頭部のヒサシなどの長方形ダボは概してキツ目です。 ピンの位置などは非常に正確で、合わせ目消し
該当箇所もすり合わせは不要(武器のみ極わずかにズレてましたが、それでもすり合わせ不要に近い)。
バックパックの一部を除けば、合わせ目消しの部分にあるモールドは単純な線のみで簡単です。
後ハメ加工が困難な部分は、肩関節:肩アーマー と 足首関節:カカト部分 ぐらいです。
横腹〜腋の下を経て、腕の内側=人体の鍛えにくい部分のメカがむき出しでつながってる所や、
大地を鷲づかみにしそうな脚部のデザインが特長的、魅力的だと思いました。
また、平手の表情、特に武器を両手で構えた際の自然さがすばらしい上、トリガーの指の浮かせ具合も
絶妙(接着しても武器の着脱は可能)。 110度ほど曲がるヒジや、モモ上の軸回転なども良いです。
欲を言えば、模型誌で市販パーツに置換されがちなヒジの丸モールドや袖口を別パーツ化したり、
首を二重関節にするなど、あとひと押しがあれば良かったと思います。
重装機兵レイノス MD 【メガドライブ】
昔話になるが、最初のガンダムは奇妙で癖になるアニメだった。ジョジョの奇妙な冒険や覚悟のススメのように、王道ではなかったが一度はまると抜け出せない作品だった。そんな訳で、当時マイナーだったTVゲーム業界にもいくつかガンダムテイストを入れようとしたソフトがあったが、色々な限界からどうにも満足できるものは殆どなかった。
そして最初のガンダムらしいゲームソフトがレイノスである。
まず、自機が弱い。正確には攻撃力に比べ防御力が低く、爆炎にも攻撃力があるため、自らの動きに100%の責任を持たなければ呆気なく死ぬ。次に、味方の機体がわらわら出て来る。殆ど戦力としては期待できないが、守るべきもの、共に戦う仲間が居ることを主張してくれる(残念ながら続編にあたるヴァルケンではここが弱い)。特に最終戦で味方艦隊メインから敵艦隊メインへスクロールしていくところは鳥肌がたつ。
ダメージを食らい易く移動に慣性がつく自機のため、ゲームとしての難易度は高い。しかし未だに忘れられない、癖のあるソフトなのだ。
重装機兵レイノス2
ヴァルケン、ガンハザードとやってきた方で本作を未プレイなら是非入手してほしいです。
上の二作と比較しても完成度が高く、戦闘もスピード感があります。難易度は少しあがっていますが初心者にクリアできない程ではないです。
ボリュームはヴァルケンと同程度ですが、2週目以降にAランクに挑戦してみるなどやりこみ要素もあります。
キャラクターはアメコミ調の、ひとクセあるキャラクターばかりですがこういう濃いのも珍しくてよいのでは?