21世紀ライト兄弟よ~くんの仰天動画大国

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アンパンマンとはじめよう! 生活編 ステップ1 元気100倍! みんなの1にち [DVD] 1歳と3歳の子供がいますが、二人とも届いたら大喜びでみていました。絵(アニメ)だけではなく、本物のアンパンマンのおにぎりやハンバーグなどの画像もでていて、まねをしてつくったらぺろりと食べてしまいました。簡単な食事のマナーも紹介されていて、まねしていました。
最近は この影響か、ごはんも残さず食べてくれるようになりました!

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)  「火天の城」をひょんなことから読んで大変面白かったので直木賞作品の本作を購入した。利休にまつわる秀吉、他重臣達や女性達との交わりの描き方は賛否があるでしょうが、火天の城での安土城建築を詳細に調べて書上げたその拘りの気概、凝り性がここでも茶の世界に遺憾なく発揮されている。こういう侘び寂びの世界を文章で読むことが出来て大変お面白かった。

 高麗の女性との恋はフィクションだろうし、時間を逆行させる構成も目新しいものとは思わなかったが筋道の通った書上げには恐れ入った。

 誰かも書いていたが、高尚な作品の後に宮部みゆきの幼稚園児のような解説は不要だろう。時代考証もせずに勝手に場面を設定して超能力者を登場させてさっさと物語を仕上げてしまう安易な作家がこのような本を批評するべきとは思わない。このような者がよく直木賞の選考委員になったものだ。

火天の城 (文春文庫) 映画を観てから読んだが、この原作は読む価値があると思う。映画はかなり原作と違うので、両者は別物と割り切ってよいだろう。

安土城を築くことで天下布武の理念を視覚化しようとする信長。信長の苛酷な注文に応え、最高の仕事に参加したことに喜びと感謝を感じる番匠たちの心意気。試練に立ち向かうとき、木や石の声に耳をすまし、研ぎ澄まされた心と頭脳で最善の解決法を探る態度。日本は政治支配者ばかりでなく、優れた匠の矜持によって支えられてきたのだなあ、という感慨を抱く。そして総棟梁岡部又右衛門の、城は番匠たちの心を組んで建てるのだ、という陣頭指揮。「プロデューサー」信長の、厳しさだけではない傑物ぶり。プロジェクト・マネジメントの要諦に戦国・安土桃山時代と現代で根本的な違いはない。そういう角度で信長、そして匠に光をあてた新鮮な時代小説だ。

本書はまた後継者育成の物語でもある。又右衛門の突き放したような接し方に、息子は反発するが、父と一緒に汗をかきながら巨大な仕事を成し遂げたことで父との心理的距離はぐっと縮まる。信長・信雄父子とは対照的だ。これは映画では省略されている重要な要素であり、原作を読む価値ありとする理由の一つだ。

なお、建築用語が頻出するので、図解が少しでもあればよかったと思う。参考までに、安土城天主に吹き抜け空間があったかに関しては、あり・なし両説がある。織田信長 最後の茶会 が両説を簡潔にまとめている。

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