Siamese Dream
何かの本に「CDジャケットに子供が写っている作品は名盤であることが多い」という面白いことが書いてあった。なるほど確かにNirvanaのNever MindやU2のWAR、radioheadのpablo honeyなど名盤だらけである。そんなわけでこの本作品も聞く前から並ならぬ期待を持っていたわけだが#1から圧倒的なギターと不思議と繊細に聞こえるヴォーカルに完全にやられた。それ以上に#3は美しすぎるイントロとその後のリフそして静寂。その中に流れる素晴らしいメロディに圧倒された。他にも#6なんかも素晴らしい。
シャム双子の謎 (創元推理文庫 104-11)
休暇に出かけたクイーン父子は、一夜の宿を借りた邸宅で山火事に囲まれ、進退窮まる。おまけにその家ではヘンな研究が進んでいるわシャム双生児はいるわで、ただならぬ雰囲気。そして殺人。トランプの札を使ったダイイングメッセージもの。また、事件の進行と山火事の恐怖が平行し、閉じ込められた人々をおいつめる。
クイーン作品における、探偵エラリーに対する作者の視点は何故か非常に執拗、あるいは女性的だと思う。何故、男が書いている男の探偵の話で、その探偵の着替えやら水泳シーンやら(『エジプト十字架の謎』)全裸やらが丁寧に書かれるのか!非常に気になっている。問題の全裸シーンありがこの作品(この作品だけだが)。とても不思議だ。
Siamese Dream
1993年に発表された、《スマッシング・パンプキンズ》の傑作アルバムです。この愛称《スマパン》というバンドの特徴は、その音楽的な《二面性》にあります。ハードでノイジーな《ロックンロール》と、シュールでファンタスティックな《ポップス》とが、まるで引き潮と上げ潮のように交互に繰り返されることによって、夢と現実の境界線が揺らいで行くような、不思議な《浮遊感》が生まれています。この独特の《浮遊感》は、一度はまったら、クセになります。衝撃的な最後を遂げることによって、伝説と化した《ニルヴァーナ》より、この《スマパン》の方が、新たな地平を切り開く発展性が感じられて、私は好きですね。いずれにしても、90年代ロックを代表する、名盤中の名盤であることは確かです。ロック好きには、オススメします。良いですよ。
Siamese Dream
スマッシング・パンプキンズの全米アルバム・チャート10位にランクインし、 プラチナ・アルバムを獲得、人気を不動のものにしたセカンド・アルバム!!シングルM3「Today」がヒットし、日本でも初期の大ヒットを記録。今作は、重厚なリズムに2本のギター、静と動のコントラスト、ストリングスの美、アコースティック・サウンドが魅力的であり、スマパン・サウンドを確立した超名盤。当時はアンダーグラウンド出身者的マナーに欠けるため、賛否両論あったが音のみと対峙すると如何に完成度の高いロックだと言うことがわかる。