ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
映画音楽とすれば良い出来だと思いますが、CDでこの音楽を聴くと「あれ?」と思うところがあります。
映画での効果は抜群でしたが、曲として聴いてみると、1〜4作までの作曲家の方々と比べて劣っているかんじがします。
1曲目でエレキギターを使っているところも、ハリポタなのに!と少しがっかりです。
あと、映画がダークな仕上がりになっているので曲も少し暗めです(これはしょうがないのですが)。
私の意見ですが、1〜4作までの音楽(とくにジョン・ウィリアムズ作曲の1・2作)が気に入っている方には、5作目のサントラはあまりおすすめできません。
ハリー・ポッターと賢者の石 ― オリジナル・サウンドトラック
映画・・・悪くなかったです。本の世界を映像化すると、こうなるのかって感じで。確かに、途中いろいろありませんでしたけど・・・
でも!!この音楽が聴けただけでも儲けものでした!!家に帰って早速注文しちゃいました。
想像の世界が広がります。
物悲しい中にあやしい感じの漂うプロローグ。
クィディッチのマーチも好きですが、やはり、なんといってもヘドウィグのテーマですね。ここまで、盛り上がるか!という感じの終わり方が好きです。(本当はまだ続くけど)
響きがとてもよいです。お薦めです!
ハリー・ポッターと秘密の部屋 特別版 [DVD]
一作目、DVDで見ました。それから原作を読みあさり、待ちに待った二作目を映画館で見て、もう一度映画館で見て、何度見ても感動します。批判的なご意見もあるようですが、基本的に原作は子供向けなのだし、そんなに構えてみる必要もなく、ただ自然にストーリーにはまっていけばいい感じ。こんな子供が主役のファンタジーに感動できるってことだけでも幸せなんじゃないかと思います。
まぁ感じ方は人それぞれだとは思いますが・・・。
とにかく秘密の部屋のDVDを見ながら、また楽しいゆたかな気分なれれば!!最近感動を味わっていない方にオススメです!!
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 上下巻2冊セット (4)
『ハリーポッター』シリーズのレビューは、時として賞賛と酷評にきっぱり分かれているようですが、それは原書と日本語版を読んだ方の違いではないでしょうか。わたしも書店で日本語訳を手にして愕然とした一人です。まるで違うのです。全体的に稚拙で子供騙しな印象を受けます。読んでいてとても退屈で疲れます。日本語としても極めて不自然です。“誰が何をした”という出来事は追っているかもしれませんが、行間に漂う心情や空気感は全てぶち壊しです。読書の醍醐味は物語の世界観に浸り、行間を感じ取ることにあるのに、第5巻を退屈・苦痛と感じた方はおそらくそれができないことによるイライラや不快感を持たれたのではないでしょうか。とにかく日本語訳のみを読んでローリング氏に評価を下すのは、まったく不当としか言いようがありません。
同じイギリスの文学で世界的に愛好者を持つ『シャーロックホームズ』は、非常に優れた訳者によって日本語訳されています(「新潮社」刊の延原謙氏によるものです)。時代背景や英国独特の文化、主人公の性格づけや謎解き、ユーモアにいたるまで、原書の持つ妙味やテンポをいっさい損なうことなく見事に再現されています。そればかりか、日本語としても一つの優れた作品として成立しているのです。大人になって原書を読むようになってから、訳者の仕事がいかに優れたものであったか気づかされ感服したものです。『ハリーポッター』シリーズにもそのような訳者との出会いが切実に望まれるところです。
翻訳とはいかにも難しい仕事です。もう一方の言語を知らない人に、別の言語でその世界観を伝えることは至難の業です。例えば『ポケモン』を英語にするのはさほど難しいことではないかもしれませんが、『水戸黄門』や『忠臣蔵』になるとどうでしょう。「印籠」や「御公儀」を何と言えばいいでしょう。「足袋」を「socks」(ソックス)と言い換えた時点で何かがこぼれ落ちてしまうような気がします。それと同じことが『ハリー』の世界と日本語の間でも起こっているのです。
映画では言語の力を借りなくても、圧倒的な映像の力で物語の世界観が表現されています。一目瞭然です。本ではそれができないだけに、訳者の方にはもっと細心の注意を払って最大限の努力をして頂きたいと切に願います。とはいえ、他の言語に移し変えた時点で“純度100%”でなくなってしまうのはやむを得ないことです。日本語訳でがっかりされた方は、日本語訳がおもしろくないことと原作がおもしろくないことは必ずしも同じではないことを心にとめられ、ぜひ原書にチャレンジなさることをお勧めします。
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
世界中で愛されているハリポタ1作目。通勤通学のお供にも最適サイズ。ハードカバーは高くて買えないと嘆いた方々に価格的にもお勧めです。ハードカバーの中のわかりにくかった部分や一人称のなど少し変わった部分もあり、どこなのか探すのも楽しいです。フクロウ通信もミニサイズで付いていて、表紙絵はカラーで表紙を開くとそこに。各章の扉絵もそのままです。