懺・さよなら絶望先生 Blu-ray BOX(期間限定版)(Blu-ray Disc)
本作からHD制作になったのか(?)、無印・俗 と比べて特に画質がキレイだと感じました。
俗では1話に3つ話が入っていましたが、本作では2.5話ずつになっています。
しかしそのことでテンポが下がったということは無かったです。
前作であったパロディ回(絶望ファイトや黒い11人の女など)は無く、
本作は特に、「原作準拠」で作られていると思います(キャラクター作画面が特に)。
OP・EDも相変わらずのクオリティ、作中に散りばめられている小ネタも豊富で、
見ていて退屈しないと思いますが、あまりに「原作通り」な為、
原作を既読済みならば若干物足りなさを感じるかもしれません。
コミックの限定版にしか付いてこなかったOVAの話もまとめて収録されていたので初見の回もあり、
総合的に見て、かなり満足のいくものでした。
応募者プレゼントの新作話が楽しみです。
さよなら絶望先生(27) (少年マガジンコミックス)
そんな絶望先生の回、あったら是非一度読んでみたいですね!これまで読んだことないですから!!……本当にないですよ?
政府から原子力安全・保安院、果ては総理自身まで敵に回す数々のネタ、今巻もお見事でした。読んでいて笑えることおびただし、ただまあ冷静に考えるとまったく笑えない事態なんですけどね。どのネタもイロイロとヤバい気もしますが
「ただちに影響はない」
ですし、無問題ですよねきっと!
今巻では加賀さんが「加賀さんがメインヒロインだっけ?」と思うくらい、大活躍しておりました。くの一的な設定が匂わされたり、変な妖怪傘に取り憑かれたり、久米田先生に愛されてるなあ加賀さん――。それは1コマだけの出番なのにえらく可愛く描かれていた、木津多祢お姉さんにも言えそうですが。千里と晴美の友情の裏話、名家糸色家の驚愕の真実など、色々な過去話の明かされた巻でもあったかと思います。
久米田先生ご自身は紙ブログを見るに、アレな疑惑に手足口病と色々とあったようで……。一読者としてはアノことについては経緯を見るにお気になされることはないのでは、と率直に思いました。著作権者側の回答、その見解を文字通りに受け止めておけばよろしいかと。久米田先生の性分(小心さ)は読者こそがよく知ること、これからも鋭意いい作品を描いていってください!
俗・さよなら絶望先生 サウンドトラック
本日,DVD第4集とともにCDが届く.
地上波ではよく見えなかった本編を一気に観て,メインメニューで「俗・メインテーマ」が流れて来る.
心の中にたまっていた物が柔らぎ,どっと涙が溢れ出した.
これは第二期になってから作られた曲ではない.第1期第6話で挿入されている.その場面と言うのが,原作の連載開始を告知する特報のアニメ化である.「俗・メインテーマ」はそのカットが初出であり,第二期初出ではない.
そもそも第1期第1話の冒頭が,マンガ家生活17年目にして初めてアニメ化叶った原作者の「記念パラパラマンガ」のアニメ化から始まっている.これほどまでに原作者に敬意を表したアニメなどほかに知らない(単に弄っているだけかもしれないが).
割とすんなり決まった2期だが,3期は全く不透明.その状況下で(絶叫画家のように)アニメを観て,サントラを聴く.それも,現代日本を覆う絶望を自虐的に嗤うマンガのアニメ化を観て.
泣き笑いせずにいられようか.否定の否定は肯定である.
自らが絶望していると言うことを潔く認めること.それを頑に否認し,無理にポジティヴに生きて行こうとすることこそ,人格障害,精神崩壊,そして自殺の端緒ではないか.
人は絶望しても生きて行ける.1期DVDのレビューでどなたかが書かれたように,それこそこのマンガ・アニメのテーマであり,Raison d'etreであると同時に,それを愛好する我々の生きるよすがでもあるのである.
マリオネット
ちなみに、この曲が、元イメージとしている楽曲とは、モット・ザ・フープルの「ロックンロール黄金時代」に収録されている「マリオネット」という曲です。モットとは、ローリーも渋いところから拾ってきますね。
俗・さよなら絶望先生 Blu-ray BOX
前作、無印絶望先生のBlu-rayBoxがなかなか良いクオリティだったので今回も期待できますね。
個人的にこの”俗”絶望先生が一番のお気に入りなので発売が待ち遠しいです。