まだ弾けなくて
彼らの人間性は突拍子もない外見からは想像つきません。
そして本当に良いバンドなのかという疑問が先行してしまうかもしれません。
しかしながら、メロディに関しても歌詞に関しても、
とにかく真面目に作られていて好感が持てました。
時間を空けたトラックのヘルス東京の歌詞が掲載されていないのが悔しい!!
これは間違いなく埋まっていた超名盤。
先日買ったばかりなのですが、車の中でずーっと聴き続けています。
超訳 ニーチェの言葉
どのページを開いても、確かにいい言葉が見つかる。しかし、それが自分の中に残るかというとそうでもない。何故だろうかと思案すると、前後の文脈が省略されてるからではないかという結論に達した。この本でニーチェがわかった気になっている人がいるらしいが、そんな人には寒気がする。トイレに置いておくにはちょうどいい本。
超訳 ブッダの言葉
古代インドでブッダ自身が活躍していたころの語録を直弟子たちが暗記・暗唱して伝えられきたとされる古い数々の経典。その中から、誰にでもわかりやすそうなものを著者がセレクトし、現代風に超訳したという一冊。著者は、東大出身の住職、小山龍之介氏。お寺とカフェの機能を備えた『iede cafe』などを主宰している人物である。
◆本書の目次
一 怒らない
二 比べない
三 求めない
四 業を変える
五 友を選ぶ
六 幸せを知る
七 自分を知る
八 身体を見つめる
九 自由になる
十 慈悲を習う
十一 悟る
十二 死と向き合う
昨年ヒットした『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』、『超訳 ニーチェの言葉』の”仏教版”とも位置づけられる手法には、賛否両論もあることであろう。しかし、本書は日本に根づいている、いわゆる「仏教」ではなく、より原理的な原始仏教をテーマとしているのである。ブッダの教えには「細かいルールは、時代の変化に合わせて柔軟に変えた方が良い」ということが記されている。そしてその言葉通り、仏教は中国、日本へと伝来する間に二重、三重に屈折し、大きな変容を遂げた。超訳とは、まさに「仏教」の本質なのである。
選ばれた言葉を眺めていくと、「○○しない」という言葉が非常に目立つ。めぐりめぐって無駄と思われることを排除していく姿勢は、宗教というよりも、合理性を追求した哲学のようでもある。よりシンプルに、無に近づいていった先のあるべき姿は、行動ではなく、状態を指すというのが、一番の特徴と言えるだろう。
「けっして私に依存することなく。君自身の感覚をよりどころにするように」という教え方は、押しつけがましさがなく東洋的な親近感を覚える。また、特に印象に残ったのが、「もう、生まれ変わらない」という台詞である。諸説あるようだが、本書によると、煩悩を無くせば「輪廻転生」はないというのが、ブッダの教えであるようだ。
余談だが、最近読んだ森 博嗣の『自分探しと楽しさについて』と、あまりにも主張が似ていて驚いた。工学系の出身者は熟成すると、形而上学的な方向ではなく、ブッダの方向に近づいていくということなのだろうか。こちらもおススメ。
リヒャルト・シュトラウス 「ダフネ」 1幕の牧歌的悲劇 ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ歌劇場 (Teatro La Fenice Di Venezia; Richard Strauss; Daphne) [DVD] (日本語字幕付き)
リヒャルト・シュトラウスの珍しいオペラなので輸入盤でまず見ましたが、
字幕が付いたというので、買いなおしました。日本語付きでみると、ずっと
物語、音楽に集中できて楽しめました。
サロメやばらの騎士だけでなく、もっともっとシュトラウスのオペラが一般的になってほしいです。