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あなたに愛を描いて (ライムブックス)
いや〜、いきなり淑女と他の女性の愛人ですか?!
お互い止めときなよ、と心で突っ込みつつ、先が知りたくて、どんどん読んでしまいました。
しかも、その男性(ケイン)の愛人はケインの家屋敷を手に入れて、ケインを自分に縛りつけようとする。
や、ケインの不幸三昧に泣けましたね。
一方の淑女(ブリス)は平等主義の心のまっすぐな優しい女性。
それ以外にも複雑な事情があって、お互い強烈に惹かれあいながらも、うまくいくわけもなく、そのうえ、ケインの愛人はまあ、いけずなこといけずなこと。
や、もうその辺でかんべんして、とおもいつつ、結末にほっとしたわたしでした。
や、ロマンスって、水戸黄門みたいでいいですよね。
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復讐はかぎりなく甘く (マグノリアロマンス)
このシリーズはともかく「言いたいんだけど言えないっ」なんですよね。
いわゆる「死んだことになって」別人として、生きざるをえないヒーロー。
でも、周りの人からすれば「いや、あんた生きてるし。」と関西人なら突っ込みたいわけですよ。
あ〜〜〜〜もどかしいっ!!!!!!
と思いつつ読み進めてしまう感じですね。
最後ハッピーエンドでなかったら切れるぞ、というくらいでしたが、よかったです、ロマンス小説で。
また、このシリーズはベッドシーンが過激。
「禁じられた熱情」よりはおとなしいかもですが、それでもちょっと恥ずかしいかもです。
でも、刹那感が出るのでいいのか・・・、とも思ってみたり。
評価の分かれるところですが、息をつかせぬ展開は読んでいて楽しかったです。
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Rainbow Seeker
このアルバムを最初に聞いた時は驚いた。
エレガントで尚且つ荘厳でポップで…
それまで知っていた 下手糞ピアニストjoe sampleの作品
とは信じられないモノでした。
本当に感動したのを覚えています。
このアルバムにgorge benson のbreegin辺りがアメリカの
音楽シーンを変えたturning pointになったのではないで
しょうか?
今聞くと少し古い感もありますが、それは仕方ない。
ここからjoe sampleはビッグネームになった。
これ以降の彼のライブを数十回見ていますが、正直な
ところやはり下手糞なのです。でも好きなんだなぁ。
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シェルシーカーズ〈上〉
名画「貝ひろい」をめぐるこの作品は、第2次大戦をはさんだ主人公ペネラピの愛の物語です。頑固に一人暮らしを続ける老婦人の長女は俗物、次女はキャリアウーマン、息子はお金儲けを夢見る遊び人。この親子の織りなす出来事が縦糸、横糸は主人公の恋の思い出と、それを髣髴とさせる貧しい恋人たち。ピルチャーの作品に触れるたびに、作者の人生に対する深い知恵を感じます。そして、できの悪い息子や娘へのきっぱりとした冷静な愛情、そして若い世代への期待。常に思うことを決然と実行する主人公は、女性の理想の生き方を先取りしています。結末はなんとも悲しく、潔い。何度読み返しても、新しい発見がある、そして癒される、そんな作品です。
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Very Best Ot the Seekers
60'sフォーク界のスイートハート、シーカーズによるヒット曲の集大成。
一度はどこかで聴いたことあるようなナンバーの数々は
ノスタルジア溢れる綺麗なメロディーラインのものが多く、
心休まるイージーリスニングを提供してくれます。
ちなみにシーカーズはアメリカではなく、オーストラリアのバンドです。