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神奈川県の歴史散歩 (上) (歴史散歩 (14)) 本書は上下2冊でセット。川崎、横浜、北相模、三浦半島を扱うのが上巻(下巻は、鎌倉、湘南、足柄)。例えば、城ヶ島について調べてみよう。目次は詳細にできている。一方、巻末には索引が完備しているので、目的がはっきりしている場合は、こちらが便利。

城ヶ島大橋の完成は1960年(昭和35年)。それまでは、城ヶ島へは船で渡った。北原白秋(1885-1942)は、1913年(大正2年)人妻との恋愛事件(桐の花事件)で心身ともに疲れ三崎に来遊、後に一家で来住する。「城ヶ島の雨」は、北原白秋が三崎在住時代(1913-1914)の作品。梁田貞(やなだ・ただし)が作曲した。「城ヶ島の雨」は、北原白秋の詩に曲がついた最初の作品。1919年(大正8年)に、奥田良三がレコードに吹き込み全国的にヒットした。また、城ヶ島にはウミウの生息地がある。といった具合に本書は様々な情報を提供してくれる。地図、写真も豊富だ。

このように、地理、歴史、文化、自然と万般にわたる細かい叙述が楽しい。散歩や旅行に欠かせない「便利な一冊」である。


3曲入りAAA(トリプルA面シングル)「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」 単純にホルモンに求めるものの違いなんだろうと思う。
刺激、パンチを求める人には今作はイマイチだったかな。
でも一人だけでじっくり味わう人には決して過去に劣るものではないはず。
僕は後者なので、個人的に満足ということで☆5

まあいずれにしても、安いし9月に廃盤になるし、ホルモンが好きなら買って損は無いんじゃないかなと思う。

スタジオジブリ・プロデュース「コクリコ坂から歌集」 映画を見た。

確かに内容も、「駿ジブリ」という先入観なしで見ると昭和の色を細部まできれいに描かれおり、
ストーリーも昨今の難癖つけたような消化しづらいものよりスッと体にしみ込むような調子で始終きれいに澄み渡っていた。


しかし、ジブリジブリであり結局は駿ジブリであるのは拭いきれなかった。これはどの分野でもいえるのだが。
駿ジブリを脱却したいのはわかるが、やはりあの鮮明に焼き付くような、絵、動き、セリフはなかった。見方にもよるが子供な自分はまだその域にまで達してはいなかった

だが音楽はどうだろう。
完全にストーリーと背景に溶け込み、映画を引っ張っていた。
久石譲に聞きなれた耳が、拒否反応なく飲み込める音楽。
この良さは、映像を一度見るとよくわかる。
きれいな空とあの昭和の何故か懐かしい空間を包みこむような音楽は、まさにストーリーを活かすBGMではなく主役であると感じるだろう。

手嶌葵の澄んだ声を、映画の街並みや風景を思い出しながら聴く。この映画の良さ、「青い空のような郷愁感といろんな形の愛」を感じることができる素晴らしい歌集であると思う。

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