商品先物市場のしくみ (PHPビジネス新書)
本書では、業界での経験のある著者が、商品先物を全般的に丁寧に書き下ろしたものです。
すでに江戸時代から米価格のリスクヘッジとして、現在に近い制度が出来上がったというところから、商品価格の変動により、企業がどのようにリスクをヘッジしているか…といった実際の内容までカバーされています。
もちろん、どのようにして投資をするか(口座開設に至るまで)や、貴金属を現受けする方法、さらには投資のスタイルについても解説されており、「基本的なところを幅広く扱った」という印象です。
あとがきに、企業のリスクヘッジの手助けをしたことがないため、脱稿まで2年かかったと書かれていますが、私としては内容を丁寧に書くがゆえに時間がかかったのではという印象を持ちました。
投資目的ではなくとも、経済の全般を知りたいという人にも役に立つ書籍だと思います。
商品相場必勝ノート
先物をやる方は必読していただきたい本です。
とくに順ザヤ・逆ザヤについてしっかりと学ばないと
先限のグラフの上では利益出ているのに
損ばかりということになりかねない。
★4 としたのは、逆張りばかり書いているため
資金のない初心者が勘違いして
ナンピンの連続で破滅してしまう可能性が
あるからです。
最低200万円お遊び金がある人は
相場をする資格がありますが
それ以下の方は、あせらずじっくりと
勉強しておく必要があります。
マンガ サヤ取り入門の入門―スプレッド、アービトラージ、ストラドル…すべての基本はココにある! (ウィザードコミックス)
本当の初心者向けの1冊です。その分、商品先物とは何か、先物特有の限月性、サヤとパターンなどについて詳しく解説しています。商品先物自体についても解説しているので、「先物取引に関心はあるけど、何を読んで勉強すればいいのかわからない」という人にはぴったりの1冊です。難点と言えば、本の中の絵が大きく、表情が派手(?)なので、電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいです。
なお、本書は入門書なので、本書で興味を持った人は、さらにレベルの高い本を読みつつ、実践で腕を磨く必要がありそうです。