まぼろしの邪馬台国 [DVD]
とにかく吉永小百合が若いのに驚く。作品では竹中直人が若い妻を娶ったということになっているが、2008年公開時で63歳!竹中直人よりも10歳以上年上。世界最高の美容技術の成果かそれとも撮影編集のフィルタリング技術の進歩か。
とにかくありえない。最後の卑弥呼に扮した場面はなかなかセクシーでまだまだ現役といった様子。
でお話は...邪馬台国の調査に人生をかける宮崎康平という実在の人物のストーリー。だから邪馬台国伝説そのものに興味のある人には、作品そのものから特にまとまった情報は得られませんと言っておきましょう。この辺がちょっと残念なところ。文庫で「邪馬台国はどこですか?」という推理小説形式の面白い本があるので、そちらをおススメしますよ。
この宮崎康平という人物、島原生まれの島原育ち。島原鉄道の社長で、そのがんごじじいぶりが十分に描かれる。ひょんなことから放送局につとめる吉永小百合と出会い、島原へ迎えて観光バス業のバスガール部長に任命、そののちプロポーズして妻であり助手として二人三脚で邪馬台国探しの長い研究人生を送る。
ほのぼのとした人間ドラマとしては面白いのだが、前述した通り、バイオグラフィーにしたかったのか、ドキュメンタリーとして邪馬台国の本質を探りたかったのかがはっきりしないのでなんか消化不良な感じがした。
ここまでわかった!邪馬台国 (新人物往来社文庫)
総論的で手軽な邪馬台国入門書である。畿内説と九州説が現在どのような根拠に基づいて主張されているのか対比できるだろう。また「ご当地邪馬台国」の各説の簡単な紹介もあってどの程度のものかもわかる。しかし、「ここまでわかった!」というタイトルに期待した向きには肩すかしをくう。それには各論にもう少し詳細な検討を加えた本が必要だろう。貴重なのは、『魏志』倭人伝全文の原文、読み下し文、現代語訳、注釈が読みやすいレイアウトと大きな文字で掲載されていることだ。『魏志』倭人伝は他の文庫本などでも読むことができるが、訳者によって読み下し文の細部が変わる。対照・比較できる選択肢がひとつ増えて、初学者には有り難い。
邪馬台国発見 ジョー・マクモニーグルのサイキック考古学 [DVD]
本の方は米国からの遠隔透視でこちらのDVDは実地調査なので透視結果が多少
違っています。
卑弥呼の父の勢力が北部九州と山口県の一部、父の兄弟の勢力が熊本県と鹿児島県、父方の大叔父が出雲、母の兄弟は山口県と島根県と愛媛県と広島県の一部を支配していました。この4つの卑弥呼の親類の勢力は同盟国で、近畿地方の国々とは敵対関係にあって戦争をしていたそうです。そして野心家だった出雲の大叔父が超能力に秀でた卑弥呼を倭国の女王に擁立することで和平を結んだそうです。
高千穂は宗教的な聖地、大分の宇佐は未開な土地で邪馬台国とは関係ありません。月刊ムーのマクモ透視記事によると邪馬台国は神武天皇によって倒されました。東海の土器が急に増えたのは尾張氏系の高倉下や椎根津彦が神武天皇に協力したからでしょうか?どうやら物部氏等が邪馬台国勢力だったようです。
ここからは私の推測ですが、崇神天皇が亡くなる頃の時代にツヌガアラシトが渡来して卑弥呼の実家である山口県に来た時、自分が国王だと名乗った伊都都比古という人物がいましたがこの人はもしかすると旧勢力の邪馬台国の王様だったんじゃないのかと思います。あと、ヤマトタケルが倒した熊襲と出雲タケル、神功皇后が倒した山門の女首長も邪馬台国勢だったんじゃないかと。山口県や出雲や九州には卑弥呼の親戚がいっぱいいたので、あの景行天皇、ヤマトタケル、神功皇后は邪馬台国の残党狩りをやっていたのではないでしょうか?
それと滋賀県にある伊勢遺跡を透視してもらいたいです。あそこは邪馬台国前
夜の遺跡といわれているのできっと敵対していた近畿連合の遺跡でしょう。
今はマクモニーグルの人気がないため続編が出るかどうかも危ういんだそうです。もっとテレビで使って下さい。事件じゃなくて歴史上の人物を透視するのも面白いと思いますよ。本能寺の変の真相なんかも知りたいです。
舞い降りた天皇(下) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫)
「龍馬の黒幕」のように筆者の言葉で語った方が読者を引きつける力があるのではないでしょうか。
主人公に語らせることにより筆者が考えた仮説について、同じく筆者が作り出した登場人物が驚いて
感心するといったシーンは少し手前みそ的な感が強くウンザリしてきます。
ミステリー小説として読めばいいのでしょうが、失礼ながら小説として読むには少々描写が稚拙では
ないかと考えます(調査した内容は凄く興味深く面白いのですが)
「龍馬の黒幕」のように休む間も惜しんで一気に読み終えるのではなく"次の展開が早く読みたい"
と思いながら、関係ない会話のシーンに疲れて何度も読むのを止めるという感じでした。
舞い降りた天皇(上) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫)
別の方が書いた出雲の論文を読んだところですがひどいものでした。こちらもセンセーショナルな推論で書かれていますが、小説として呼んでいるのだから楽しむことは出来ます。
したがってこの作品は面白かったのかおもしろっく無かったのかを評価すべきで、著者の示す推論にたいする議論は差し控えるべきかと、私は思っています。
稲作が中国から直接日本に渡ったという考え方は実際の研究でも考えられていることなのでしょうかね。
そういうことも含めて、日本は直接中国と貿易などをやってたんですかね。そういう感じでいろいろな事を学べました。
しかし、どうも加治さんの文章が今の私には受け入れ難いので、下巻を読むのは差し控えたいと思います。