RED/レッド ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
引退して年金生活をノンビリ過ごしているエージェントたちが、突然CIAに暗殺され始めるというストーリです。
タイトルの「RED」は、「Retired(引退した)」「Extremely(超)」「Dangerous(危険人物)」の略。
でも彼等はそう簡単に殺されなかった。昔CIAの腕利きのエージェントとして活躍していたフランクは、ある日、家に武装集団が突然侵入してくる。
引退してオハイオの田舎町で独り静かに暮らしている現役引退のCIAスパイが、何故に、命を狙われ始めたのか。
フランク(ブルース・ウィリス)の楽しみは、互いに顔も知らない年金担当の独身女性サラと電話デートすることであった。
彼は真相を求めて、昔の引退スパイたちと共に、再び巨大な陰謀に反撃を始める。
共演は、既に老人ホームで余生を送っているジョー(黒人老俳優のモーガン・フリーマン)、
暗殺を恐れて堅固な隠れ家にこもっているマーヴィン(ジョン・マルコヴィッチ)、
元英国諜報局MI6の名狙撃手のヴィクトリア(ヴィクトリアヘレン・ミレン)で、いずれも引退したスパイたち。
監督は『フライトプラン』のロベルト・シュヴェンケ。
「ショーンコネリー」が、白いビゲをはやした熟年の役で魅力的な演技をしていたが、
「ブルース・ウィリス」もまた、新しい老人役で、面白い演技をして欲しいと思う作品です!
マルコヴィッチの穴 DTSコレクターズエディション [DVD]
不思議な作品だけど、男1人女2人の3角関係を描いてるともとれて、しかも真中にいるのは女性。ジョン・キューザックの妻であるキャメロン・ディアスが、ジョンが恋している女性と恋に落ちて、どうしたかというと。。女2人が愛し合うために、マルコヴィッチが利用されてしまう!キャメロンが「穴」を利用してマルコヴィッチの中に入った時を見計らって、その女性がマルコヴィッチと愛し合うんです。いろいろ爆笑するシーンも多いけど、その後ふと深く考えてしまう作品になってます。
Being John Malkovich
深く考えると気が狂いそうな、面白いお話に興味
ありませんか? 今の自分に不満を感じて、他人に
なりたいという願望がありませんか? そんなノリ
の楽しいお話。 あるいは、他人になることによっ
て、本来の自分を見つけることができるかもしれま
せん。ただ、のめりこみすぎると自分を完全に見失
うことになります。敢えて、こじつけるとこんなメ
ッセージが隠されているのかも。
なんとなく不気味なので、繊細すぎる人には不向
きかもね。
ジャンヌ・ダルク [Blu-ray]
まずは画質。これはすごい。ブルーレイはかなりの数を体験したがこれほどの高画質は多くない。
画質に感動したい人はとにかくみるべし。音はドルビーだが、DTSもほしかった。特典もさびしい。
内容はややわかりにくいことと、ドラマ後半がかなり重い感じなので、一般的な評価は高くないようだ。
しかし自分にとっては、宗教(または宗教的なるもの。あるいは信じるもの、愛するものすべて)がもた
らす功罪や光と影をえがく大傑作映画である。
この映画が公開される数年前に亡くなった偉人にマザー・テレサがいる。以下にマザー・テレサの言葉
を紹介するが、まさに映画のジャンヌそのものである(ちなみに私はクリスチャンではない)。
「私は神の手のうちにあるちっぽけな鉛筆のようなもの。考えるのは彼。書くのは彼。鉛筆に許される
のは、ただ使われることのみ」
「多くの宗教があり、神に従う方法はみな違う。私はイエス・キリストに従う――イエス様は私の神。
イエス様は私の伴侶。イエス様は私の命。イエス様は私が愛する唯一の方。イエス様は私の全部。
イエス様は私のあらゆるすべて。だからこそ、私は恐れることがないのです」
こういった信仰心の強さが生む力は巨大なものであり、映画の前半ではそのすさまじさが出ている。
だがその裏返しとしての苦悩もまた深く、後半ではまさに前半の光に対する影の強さが、激烈なコント
ラストで表現されている。
作中で某人物が「私には信仰心がない。だから苦しみもない」と言っているが、信じるからにはとことん
信じきらないと、逆に苦しみが襲ってくるのだろう。ジャンヌは疑ったのだ(イエスが流血するシーンで
それがわかる)。なにかを強く信じるには覚悟がいるのである。
ミラ・ジョヴォヴィッチの演技が大げさすぎるという批判があるが、ジャンヌはてんかん患者であった
とされており、ミラの演技にはその症状をしっかり調べていることがうかがわれる(最初の作戦会議時
での動作はかなり正確だと思う)。
映画の見方は人それぞれだが、あえてこの作品は過小評価されているといいたい。