京山幸枝若秘蔵浪曲特選集(六) 河内音頭(三門 博策・住田八三嘉脚色) 「宝の入船」
幸枝若の昭和48年前後の脂の乗りきった時の河内音頭でリズミカルで迫力もあり聞いていると浮き浮きしてきます♪
音頭ものなら、テイチクでの発売の六代目横綱、河内十人斬り、お夏清十郎、ローオンの妙國寺事件もCD化して欲しいですね。
相撲よ!
横綱だけど25歳だし、どれほどの内容があるのかと購入を躊躇していたのですが、相撲ファンの友人がしつこく勧めるので買ってみました。読んでみると、友人の見立ては正しく、横綱の相撲観に感動しました。とくに、理想的な相撲を語った箇所。土俵に上がったら、勝とうとか、どう戦おうとかを頭で考えるのではなく、相撲の「流れ」にしたがって、体が自然に動くに任せる、そうしてとった相撲はあとでみても「美しい」のだ、という部分です。相撲をたんなる勝負ごとと思いこんでいた私は、「美しい」という表現にグッときました。相撲を「美しい」という表現で語る箇所はそれ以外にも随所にでてきます。相撲がスポーツでなく神事であることが本書の中で語られていますが、横綱は相撲だけでなく日本文化を深く理解しているのだということが分かりました。読書が好きで、いろんな人に会って話すことが勉強になるそうです。先日、この本を貸してほしいと言って持ち帰った相撲好きの祖父が、読み終えて呟いた感想が印象的でした。「日本人力士よりも日本や相撲のことをよく知っているんじゃないかな。双葉山の69連勝をモンゴル人力士に抜いてほしくないと正直思っていたが、こういう若者だったらいいなと思ったよ」。11月場所が楽しみです。
横綱の品格 (ベースボール・マガジン社新書)
双葉山と聞いて、分かる知識はと言えば「69連勝」だけだった。
しかし、最近では白鵬が双葉山を尊敬し、彼の相撲を研究していると聞いて、
私も興味が湧き、購入した。
実際に読んでみると、双葉山は横綱として強かっただけでなく、日常生活における
立ち振る舞いが見事であり、まさしく「心・技・体」揃った名横綱と言えよう。
言葉の一言一言に、何か神々しささえ感じる。
戦前、ものが豊かではなく、東京大空襲や病気といった困難にも負けず相撲道を貫いた、
昭和の大横綱の生き方がここにある。