情景王―山田卓司作品集
氏の作品には『顔が可愛くない』などという批判もあるようですが、何より血が通う温かみが素晴らしいです。
少しでもモノづくりをしたことのある人間は素直に頭を垂れてしまうと思います。
その一つ一つを生み出した手さばきを思いつつじっくり眺めたい作品です。
元プラモデル少年のみならず、批判的だった人にこそおすすめしたい作品集です。
うそつきロボット (冒険ファンタジー名作選(第1期))
早川書房の『われはロボット』(I,ROBOT)の子供版なのだなあ、と気づくまでちょっと時間がかかりました。
内容はぐっと子供向けに噛み砕いてあるので、いつか『われはロボット』に出会ったときに、あっ! これは…! と感動する子供がいたら嬉しいなあと思います。
星新一にちょっと早めに出会うのとは違うかもしれないけど、アシモフにこうした形で触れてもらえるのはいいなあ。
ヌルロン星人をすくえ! (いわさき創作童話)
夏休みの読書用に買いました。
あまり本を真剣に読まない息子が2日かかって感読し、
「おもしろかった」と言いました。
内容的には、小学校4年生の子供には
ちょうど飽きずに読むことができ
また、感想文を書く際に、いろんな方向から考えを広げられる
楽しい内容になっていました。