ストリート・オブ・ファイヤー [DVD]
1984年公開作品。同時期に話題作の「フットルース」があり、こちらを観ずにそっちを観に行ってしまった。今では後悔してます。だってこの2年後地上波で観て(しまったー!。何で観に行かなかったんだ)と。
若き日の過ちはこのくらいにして、男性ならオーッとくるだろうストーリー。さらわれた恋人を救うヒーローのお話。私は(鉄板すぎないか?)と思いちょっとあかんと。
じゃなんでこの映画を評価してんだ?と。ストーリーは定番ですが、この映画の持つ雰囲気はイイんです。うっとうしいくらいの雨がとても印象的。明るいトーンじゃないんだけど、クセになる。これがツボなんです。
あとこれの良さは、はまり役ぞろいのキャスト達。主役には後にアクション俳優として名をはせる、マイケル・パレ。恋人役に当時フランシス・コッポラ監督作品に出ずっぱりの、ダイアン・レイン。(この時19歳ですがほんとに美しい!)
この2人にマイケル演じるトムの相棒で、男勝りの少女エイミーと、ダイアンの演じたエレンのマネージャー役ビリーがしっかり脇を固め、敵役には怪優ともいえる怪しさ満点のウィレム・デフォーという完璧な布陣。
圧巻はクライマックスのマイケルとウィレムの1対1の対決シーン。雨に打たれ、ずぶ濡れになりながらのシーンがオトコの色気全開でSEXY。これで完璧にマイケルに惚れて理想の男のタイプに格上げ(単純)。
ビデオ持っているんだけど、なんかブルーレイもいいんですがまた欲しくなりますね。日本語訳がイマイチらしいのですが、オリジナルに直して再発すればいいのに。
蛇足ですが、このサントラは最高に聴きごたえがあるので、これもおすすめします。一曲もハズレなしです。この映画の中でもかかりまくってますが。ハーレーが似合うサウンド。
という訳で、字幕の問題とストーリーの定番のところだけちょい引いて星4つ。ひねくれた評価ですけど、イイ作品です。
ストリート・オブ・ファイヤー [DVD]
ラストナンバーでバックコーラスとともに白いバックサスを浴びて歌うダイアンレインは神々しかった。このシーンを思い出すだけで、何か熱いものがこみ上げてくる。当時MTVが全盛を極めたが、私の中ではこれぞ決定版といいたい作品である。ラスト1曲、あるいはラスト2曲を楽しむために映画全体が作られたような、とにかくラストにすべてが凝縮されている。レーザーディスクでこの部分を中心に何度見直したことか。主役のマイケル・パレの衣装などすべてアルマーニが手がけたものだが、いまだに古くささを感じさせないところもさすがアルマーニといった感じだ。肩パットが当たり前のこの時代にマイケルパレのよれっとしたコートの着こなしは今でもカッコいい。彼と私は同世代であるが、この映画を見直すとこの時代の思い出が呼び戻される。観終わるとある種の高揚感と切ない気持ちが入り混じってしまう映画である。
ストリートオブファイヤー 【字幕ワイド版】 [VHS]
ストーリーはさらわれたお姫様を救う王子様がやってきて悪人をほろぼし…といった内容で特に面白いわけではない。
しかし挿入歌、下町の汚れた風俗、ダイアン・レインの美しさ、マイケル・パレの男っぷりには酔いしれます。
特に、ラストのステージのエンディングは素敵。日本でも椎名恵によりカバーされた“今夜はエンジェル”(ヤヌスの鏡の主題歌)の原曲がすばらしく、80年代のアメリカのまぶしさを思い起こさせます。
何も考えず疲れているときに見るには良い作品でしょう。
DVD化してほしい一品だと思うのですが。
ストリート・オブ・ファイヤー 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]
映画はワイドスクリーン。しかし、今までのDVDでは4:3画面の仕様で、4:3の中で上下に黒いバーが出るレターボックス画面になっているが、このディスクは最初から16:9のフル画面仕様になっているでしょうか?