日経 Linux (リナックス) 2012年 04月号 [雑誌]
(1) 普段はWindows使いということもあり、Linuxのコマンドは今一
分からない(忘れている)ことが多かったりします。
そういう訳で特集の「Linux超マスター100ステップ」と別冊付録の
「コマンド逆引きトップ30完全解説」は、とても便利だと思いました。
特に、vi、Emacsの良く使うコマンドや、grep、sed、perlの正規表現等は
助かります。全体的に辞書代わりに使える構成ですので、職場で常備に
なりそうです。
(2) 「小さく、省電力、静かなWebサーバーをわずか2万円で」という
記事はなかなか面白いです。早速パーツを注文して作ってみようと
思っています。
(3) 「ARMボードで作る超小型快適Linuxマシン」の第2回です。
Ubuntu11.10を前回はPandaBoardに、今回はBeagleBoard-xMに導入して
います。また、そのマシンを移動中にiPadやAndroidタブレットから
操作する方法を紹介しています。付録DVDにはARM版のUbuntu11.10
バイナリが入っていますので、すぐに試せそうです。
私は手持ちのBeagleBoard-xMで構築してみようと思っています。
日経ソフトウエア 2011年 11月号 [雑誌]
特集1「図解でわかるC言語の仕組み」は、C言語のプログラミングの記事ではない。配列やポインタ、関数について、変数や実行コードがメモリーにどのように格納され、それをCPUがどのように実行することによってC言語というプログラムが動くのか、という仕組みを解説した記事である。メモリーとCPUというのは、フォンノイマンアーキテクチャの根幹であり、これを理解することは実はコンピュータが動く仕組みを理解することにつながる。本記事は、雑誌記事にしてはきっちりとした解説がされているので、C言語プログラマだけでなく、コンピュータが動くしくみをじっくりと理解したい技術者にもおすすめである。
特集2「Kinect for Windows SDKプログラミング入門」は、マイクロソフトが2011年6月に公開したKinect for Windows SDKによるKinectの応用アプリケーションのプログラミングについての解説。青いボールが右手を追跡するというソフトウエアを実際に作る。
特集3「みてわかる!jQuery入門」は、JavaScriptライブラリの本命であるjQueryの使い方について、前半で7つのポイントにまとめて紹介。後半ではjQueryを使う大きなメリットである豊富なプラウインについて、概要と簡単な使い方のサンプルを示した。後半は、まさに、見てわかる記事に仕上がっている。
新規連載は「HTML5ゲームプログラミング入門」と「VBとC#で作るちょっといいソフト」。前者はHTML5とJavaScriptを使ってWebブラウザで動くソフトを作ることでHTML5の新しい機能を学ぶ。後者は、ちょっとしたツールをBVとC#で作ってみる。
新規短期集中連載は「VisualBasicでWebサービスを使おう」と「WindowsPhoneプログラミングを始めよう」。
特別付録「VBで試して理解する!ネットワークの基礎まるごと学習ブック」は、日経ソフウエアの相変わらず大げさな題名だが、ソケット通信などネットワークソフトウエア用にVBで用意されている仕組みを使ってみる、という内容である。基礎まるごと学習というなら、きっちり勉強するための参考文献を示して欲しかった。
HTML5+CSS3で作る 魅せるiPhoneサイト iPhone/iPad/iPod touch対応
iPhoneサイト制作についてwebで色々と調べましたが、
それらの内容がほぼ全てこの一冊にまとまっていて、かつ、説明が丁寧です。
また、時折出てくるコラムがとても参考になります。
iPhoneサイトの制作をするなら絶対読んだ方がいいと思います。
日経 ソフトウエア 2012年 01月号 [雑誌]
本号は、Java SE7、Metroアプリ開発環境、iOS5の新しいメモリー管理管理方式ARCなど、雑誌記事らしい新しい技術の新情報が満載である。
第1特集「Java新時代へ」は、5年ぶりのJavaの新バージョン「Java SE7」について解説。try-with-resource機能などの言語仕様の変更、ファイルAPIなどのAPI仕様の追加、Fork/JoinフレームワークによるマルチコアCPU対応、スクリプト言語などをJVM上で効率よく実行するためのバイトコードの追加、SE8を先取りしたクロージャやモジュール機能などについて解説した。
第2特集「Androidネイティブ/アプリ設計法」はイメージビュアアプリ制作を例にアプリの骨格の設計方法を解説した。
第3特集「iOS5で変わるiPhoneプログラミング」では、アプリケーション開発におけるメモリー管理の労力がガーベージコレクションを備える言語並みに提言する新しいメモリー管理手法ARCの使い方と使い勝手をいくつかの例を基に解説した。
第4特集「Windwos8&VS11徹底解説」は、Windows8で導入される新しいユーザーインターフェース「Metro UI」について、Windows8のプレビュー版で解説。さらに、VisualStudio 11 Express」のプレビュー版を用いて実際にMetroスタイルアプリケーションを実装する方法についても解説した。
新連載は「プチコンニンテンドー3DS/DSi/DSi LLゲームプログラミング講座」「Xcode4使い方入門」「スマホアプリをHTML5で作ろう」の3本。Xcode4はMac OS X上で動作するIDEでiOS5に対応している。
特別付録は「Winjdows7の操作と仕組みを徹底マスター」。前半は日経パソコンの記事のような操作関連記事である。