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世に棲む日日〈1〉 (文春文庫) 幕末をいきた師弟の史実をもとにした、はかなくも短い日々をどう生きるか、を問いかけられるような胸を打たれる峻烈なものがたり。

この超巨匠の幕末シリーズでも傑作中の傑作です。幕末の俊英たちに限りなく敬愛されシンボル視された吉田松陰と、その弟子で意志をつぎ、”天馬空を翔る”ような活躍をみせた高杉晋作。苛烈な運命の翻弄によりはかなくこの世をきえたが、後の世にはかりしれない影響力を残した若者ふたりのものがたり。

そう、このふたりのリーダーは若者だったことに改めて驚愕せざるをえません。。。松蔭の少年時代、ムシがとまったところをはらってもそれは私事である、として蹴り飛ばされたような、すさまじい精神修練の時間が、万人を超越した知識と思想を形成してゆきます。かれの処刑後に、弟子達はかれの壮大な人間像と思想を深いところでようやく理解し、それぞれの行動を起こしてゆくのです。

そのひとり、高杉晋作は電光石火のひと。長州軍はかれのつくった百姓たちが中心の奇兵隊の活躍と、度肝を抜くような用兵の妙により巨大な幕府軍を打ち破るのです。かれはたぶん肺結核で、20代でこの世を去ります。この名作のタイトルともなる。。。辞世の句「おもしろきこともなき世をおもしろく。。。」は永遠の至言です。

やがてこの師弟をふくむ、幕末の若者たちがつくった激動のうねりが、時代を動かし、ついに今の日本へと続くわけですが、この地上に降りている今回の生の限りのある一日一日を、どのようにいきてゆくのか、と問いかけられているような、読後感が胸の奥深いところに残ります。

とくにこれからのわかいひとたちに、ぜひ、お読みいただきたい司馬文学の傑作です。



湘南スタイル magazine (マガジン) 2010年 11月号 [雑誌] 本を開くと広告も中身も海と湘南と神奈川です。

海を身近に感じたい時や夏の海を思い出した時にチラッと手に取りたくなる雑誌です。

買い始めて数十年になるのかな?

The Last Shogun: The Life of Tokugawa Yoshinobu  この本の原作を読んでいますので、英語力に難のある私でも本書を読めました。概ね面白くはあったのですが、違和感が結構ありました。そして、この違和感が減点の理由です。

 まず、慶喜公を「Keiki」と記していること。一説によれば、「Yoshinobu」よりも「Keiki」と呼ばれることを、慶喜公自身が好んでいたとはあるものの、「Yoshinobu」が一般的なのではないだろうかと。どうも、読んでいて引っかかります。
 次に、慶喜公の粋な科白の言回しが、平凡な訳になっていること。並みの翻訳者では、日本の尊敬語あるいは謙譲語を上手く訳せないのは仕方がないことですか。例えば、「As long as I,Keiki,am here,and as long as I am protector of His Majesty's person,you may be assure there is no need for alarm.」(原作:「慶喜がこれにあり、玉体守護し奉るかぎり、御心配無用とおぼしめせ」)などは、「うーん」と首をひねってしまいます。味のある科白の妙味が、なくなっちまってます。他にも違和感がある箇所はありますが、いちいち挙げません。
 
 一方で、冒頭に登場人物の紹介や、徳川家の系図があったり、それが案外詳しかったりするので、そこは感心しますけれど。
 
 まあ、時間のある方にはお薦めです。

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