知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命 (じっぴコンパクト新書)
韓流歴史ドラマの時代背景を知りたくて購入した。ドラマを見たことがない人にはなかなか理解しにくい内容だが、幸いチャングム、イ・サン、トンイとドラマを見てきたので、その部分はよく分かる。しかし、それ以外の記述はあまり面白くは感じられない。ドラマを見るための予備知議というより、ドラマを見た人がさらに理解を高めるための書籍と考えたほうが良いだろう。
もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら
難解なフリードマンの理論を極めて簡単に解説している。
「簡単に」というのはつまり、詳細な説明を省いて結論的な部分だけを説明しているということである。
経済学の知識がない人はおそらくフリードマンの思想を極端な市場経済主義とみるだろう。
実際にはフリードマンは市場経済の特徴を述べているのであって、フリードマンの主張を実行している人たち(新自由主義者)が町市場経済主義者であるので、そこは注意が必要。
小泉Jrが近々総理になる可能性は分からないが、
・公的年金が破たんしたり、
・日本のもつ米ドル資産を売らないようアメリカに圧力をかけられたり、
・ハイパーインフレーション間際の状況になったり、
・ドル高円安になったり、
・マスコミの偏った報道によってパニックが全国に起きているように見せかけられたり、
というのはすべてではないにしても普通にあり得ると思った。
今の日本の問題を理解したい人にはぜひ読んでもらいたい。
そのうえでフリードマンの思想がマッチするかどうかを各人が吟味すればよいと思う。
源平の戦い―平安時代末期 (小学館版学習まんが―少年少女日本の歴史)
歴史の流れや当時の人々の様子漫画の絵など全て丁寧に描かれてます。
特に絵の方は鎧や兜など細かい所までよく描かれていてとても読みやすかったです。それに最後のページには資料ページまであってとても便利でした。
日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典
「人物もの」にしたのがよかったかどうか。
「日本の古典・作品化解題早分かり版」を期待して買ったが、
作者別の漫画であった
・清少納言
・紫式部
・藤原道長
・源頼光
・吉田兼好
・菅原孝標女
・鴨長明
・ヤマトタケル
藤原道長はメジャーだが、『御堂関白記』はメジャーだろうか
『今昔物語』の源頼光は必要だろうか。
記紀は扱うべきであったか。
など、疑問は若干残るが、古典に親しむという意味ではよいだろう。
漫画で知ろう『方丈記』といった類の本よりは書籍としての完成度ははるかに高い。