世界で1番幸せ
制服向上委員会(SKi)の34枚目(!)のアルバムです。
最初の四曲は青春アイドルポップの王道で、キャンディーズに続けて聞いても違和感がないくらい。
続いて、9代目リーダーの小川杏奈さんが可愛い(なかなかバックコーラスも綺麗です)コミックソング「君と救急車」、インターネットのアイドル番組 All Idol Songs Awards (A.I.S.A.) のPRソングで、アイドル自身が「かわいいアイドル最高」と歌うメタな感じの「A.I.S.Aのテーマ」まではなんとか普通のアイドルCDです。
その次が問題の「ダッ!ダッ!脱・原発の歌 」、地デジにからめてテレビを批判する「TVにさようなら」、福島の酪農家の最後の声を元にした「原発さえなければ」と社会的なネタが続き、そうかと思うと次の二曲は普通のアイドルポップに戻ります。最後の「世界で1番幸せ」は両親に離婚しないで、という女の子の声(キレキレの夫婦を演じる台詞劇も!)。
うん、侮れないグループですよ。それと、「原発さえなければ」ってガチなプロテスト・フォークだと今更ながら気づきました。続きは橋本美香さんの「グレイトフル・デッドを聴きながら」で(なんかリンクがうまく張れない)。
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