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あくじゃれ―瓢六捕物帖 (文春文庫) |
訳ありの悪党瓢六と北町奉行所同心弥左衛門が事件を解決していく連作時代小説。
瓢六の恋人、お袖や弥左衛門の片思いの相手、八重との恋愛模様が事件とともに進行し、 サブストリーは色っぽい。 瓢六が牢に閉じ込められていて、という設定は、ちょっとリアリティーがなく、そこはいただけない。 二枚目の瓢六が難事件を解決していく様は、テンポがよくつい惹き込まれる。 推理は本格的で飽きさせない。 作風なのだろうが、一貫して物語が軽く、深刻にならないところがよくも悪くも「あくじゃれ」の持ち味。 欲を言えばお袖はもっと色っぽく描写してほしいと。 エロ小説に近いところまで行くと、本作の持ち味がいっそう際立つと思う。 今後、瓢六の秘めた謎、お袖との行末、弥左衛門と八重の関係など、ストーリーに広がりのある設定なので、次作が楽しみです。 ちなみにHPで拝見した諸田先生、美人です。 |
ゆうべ 諸田玲子 が夢枕にたたれてこうおっしゃったッ・・・!
童顔にムッチリボディーで人気の 諸田玲子。よりリアルな世界観を提示しつつも、決してベタつかない清らかなヴォーカル。
「沢山の異なるビジネス・チャンスがあり、全てを上手く利用したい。新しい世界に足を踏み入れる準備が出来ている」と続けた。
実にすばらしい。こりゃまさに、
『 死を恐れることは、自分が賢くもないのに賢いと思うことと同じである。 』( クラウディウス )
まあそういうことだ。
諸田玲子『お鳥見女房』を読む
お鳥見という世襲の職業は、中年になって長男が出仕するようになると回ってくる、幕府の密偵も任務の一つなのだとか。夫があわただしく旅立つのと同時期に、父を訪ねて妙な男がやってきます。ずうずうしく居候を決め込んだこの巨漢には五人もの子どもが ...
「日月めぐる」諸田玲子・著
日月めぐる 今日はこの本。 『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。 淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。 世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。』 鴨長明・方丈記冒頭より ...
剛の者 <お鳥見女房> 諸田玲子 小説新潮8月号
お鳥見女房シリーズである。 前回は、お鳥見女房こと矢島珠世の家の居候だった石塚源太夫と源太夫の妻・多津の出産を柱とした物語「安産祈願」であった。 今回は、珠世の父で隠居の久衛門が物語の柱となる。 久衛門はお鳥見役を長く勤めたからか鷹の習性 ...
「坐漁の人」 諸田玲子
静岡市生まれの諸田玲子サンが、由比宿(由比町)、興津宿・江尻宿(旧清水氏)を舞台にして書いた5篇から成る短編集です。 「反逆児」 由比正雪。実家は染物屋。養子に入る予定の家で暮らしていたが、相手の娘とたった一度だけ契りを結んだ直後出奔。30 ...
「灼恋(しゃくれん)」諸田玲子(新潮文庫)
将軍綱吉の時代はいわゆる、庶民文化が花開いた元禄時代。 タイムスリップできるのなら覗いてみたい、昔の様子。 灼恋 (新潮文庫 も 25-7). 灼恋 (新潮文庫 も 25-7). 作者: 諸田 玲子; 出版社/メーカー: 新潮社; 発売日: 2008/04/25; メディア: 文庫 ...
諸田玲子-遊女のあと
img-802084958.jpg 女は家を飛び出した。男は女敵討ちの旅に出た。質素倹約を強いる将軍吉宗に対抗し、遊興が奨励され、空前の繁栄を謳歌する尾張名古屋へ。 女も男も、夢に酔い痴れる。罠が待っているとも知らずに。 2008年4月25日 発行 ...
仇花 (単行本) 諸田 玲子 (著)
仇花 (単行本) 諸田 玲子 (著). |Vintage KIQS|iAudition-blog2|イズサウンド|RADIO UNDERGROUND|POGO77RECORDS|斉藤亜実|顔文字(アニメGIF)恋のダウンロード♪ふったりパレード♪(^^)v|詩人、俳優、近藤善揮の独り言|瀬戸際の踊り子 ♪,・`*。 ...
「犬吉」諸田玲子・著
犬吉 今日はこの本。 時代は徳川綱吉「生類憐れみの令」を発し、生き物特にお犬様を厚く保護していた時。 お犬様の為に大規模な御囲いを建設しそこでたくさんの人がお犬様の為に働いていた。 犬吉、彼女のその一人。 最近、かなり涙もろくなってしまって ...
「奸婦にあらず」諸田玲子・著
奸婦にあらず 今日はこの本。 歴史小説、特に戦国時代が好きな息子に言った事があります。 「その頃は生き難い時代だったよね。 切腹、戦さ、身分の違い、自由がないことなど・・・ きっと辛い思いをして死んでいったんだろうな。 ...
もったいない…けど結局読了。 諸田玲子【お鳥見女房 狐狸の恋】
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