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金のゆりかご (集英社文庫) |
ミステリーとして、発達心理学や、天才論として、とても刺激的で面白い。 インチキ科学などを導入せずに、最初はいろいろ考えさせられる天才や教育に 関するエピソードが広がり、中盤に殺人事件やミステリー色が濃厚になり、 最後にカチカチと現在納得できる枠組みに急降下し着陸する。 森博嗣氏のような理工系の香りとロジックに、発達や教育という要素をしっかり 融合し、グングン惹きつけられる作品になっている。少なくとも「天才」とか 「子供の何を愛するのか?」とか、「早期教育」とかに感心がある人なら、 ミステリー好きでなくても、ミステリーを通して多くの考えるヒントをもら えるだろう。多くの人が読んで充実感を味わえる作品のように思います。 非常に上質な伏線も多く、私の配慮が行き届かず少しでもネタバレしてしまう 恐怖感があるため内容そのものには触れないでおこうとおもいます。 この本により、読む前より多くを考えるようになったことは、次のようなことです。 ・子供が天才児と障害児でも「全く同じ」に愛せるか? |
舌づけ (ノン・ポシェット) |
本の背に、ホラーとあったので手に取った。これまでは、本は作家への興味で選んでいた。乙一の『夏と花火と私の死体』、重松清の『流星ワゴン』、桐野夏生の『OUT』など、ホラーという意識なしで読んでいた。改めて、ホラーを極めてみたい、ホラー体験味わいたい。・・・そんな期待で、この『舌づけ』のページをめくった。
お化け屋敷に入ってみたい、・・・そんな感覚と、ホラー体験、共通していると思う。現実の枠を踏み超えてみたい。超常現象の世界に誘い込んでくれる話(おばけ話)の魅力はつきないだろう。しかし、この短編集の話は、この世の日常生活の中の恐怖がテーマになっている。 人間ってコワイ!信じてもらえない怖さ、ひとの悪意の怖さ、抵抗できない怖さ、裏切りにあう怖さ・・・、この短編集の話の怖さは、お化け屋敷を出て、「あ〜、よかった。」と、ホッとできる怖さではない。 |
こんな 北川歩実 の夢を見た!
マスロック、ポスト・ハードコアを合わせ、ラウドなノイズを撒き散らす新世代ポスト・ロックとして期待されている 北川歩実。3作目となる今作はタイのプーケットで撮影されたもので、彼女にとって初めてのアジアロケ。
オススメは「白いドレスを着ているシーン」。今まであまり着る機会がなく、「嬉しくて自分でも写真を撮ってしまった」というほど本人も思い入れがある。
実にすばらしい。こりゃまさに、
『 朝には考え、昼には行動し、夕方には食し、晩には就寝せよ。 』( ウィリアム・ブレーク )
っちゅうことですねー確かに。
「もう一人の私」 北川歩実
もう一人の私/北川 歩実; ¥1785; Amazon.co.jp. いつもお邪魔するブログで紹介されていた本です。 北川さん、初めて読む作家さんなので、ワクワクです! 短編集です。 ・分身. 事故のせいで意識障害になり、寝たきりとなってしまった従兄弟の身代わりに ...
『恋愛函数』(北川歩実/光文社文庫)
『恋愛函数』(北川歩実/光文社文庫)...
北川歩実『僕を殺した女』
北川歩実のデビュー作である。本作は、日本推理サスペンス大賞(新潮ミステリークラブ賞)の途中で落ちたものを加筆修正されたもの。落選作品だが、新潮社が北川歩実にアプローチ。デビューとなった。 この人の作品は、読むのに時間がかかる。 ...
[本][2007新刊]天使の歌声 北川歩実 C+
[asin:4488453023:image] 創元推理文庫オリジナル作品。探偵・嶺原克哉が出会う六つの事件を描いた連作短編集。全ての短編に家族が関わるというテーマ設定が行われている。また、どんでん返しも全てに用意されているのが特徴か。抑えた筆致からくる人間へ ...
もう一人の私/北川歩実
もう一人の私 (集英社文庫)/北川 歩実; ¥750; Amazon.co.jp. 交通事故で意識障害となった従兄弟と入れ代わる「分身」、乳児取り違え事件が発端となる「渡された殺意」、結婚詐欺師に騙された女に出会う「婚約者」など、“もう一人の私”をキーワードに自分 ...
北川歩実『金のゆりかご』
本作については、むちゃくちゃ面白いというわけではないが、筆力がある作家なので苦もなく読める。 北川歩実作品を、続けて読んでみようと思う。 ※仕事多忙とモンハンやりまくりで、これを読むのに1週間以上かけてしまった。最悪。 ...
6月ですね~
最近は北川歩実さんにはまってます♪. 一番大好きなのは、東野圭吾さんです♪すべて読破してます♪. 近くの図書館には読む本が無くなって、あちこちの図書館を回ってます(^^ゞ. 昨日も図書館に行ってきて、アミノ酸ダイエットの本を借りてきまし ...
恋愛函数/北川歩実
恋愛函数 (光文社文庫 き 15-1) 北川 歩実人間が恋愛対象を選択する基準を数値化し、独自の理論に基づいて算出された「GP値」によって真に理想の異性と出会える。そんな触れ込みのブライダル情報サービス「グロリフ」。しかし、何故かグロリフの紹介によって ...
北川歩実
北川歩実入門書. 私も北川氏はこれから入ったが、その後、のめり込んだ。内容は前の方が書いてくださったとおりなので省くが、とにかく読ませる。少々いろいろなものを詰め込み過ぎて、ごちゃごちゃする感はあるが、読み終わった後、損をしたとは思わない ...
「もう一人の私」北川歩実著
北川歩実氏の「もう一人の私」. 大好きなミステリ♪しかも作者正体不明♪. いいですね、こういうの。何だかワクワクしますよ。 そして肝心な作品も実に面白い。 苦手な短編集だが、実に簡潔にまとめて、しかもスリルは満点! ちょっとビックリです。 ...